明けましておめでとう~(笑)。なんと今年初記事です(汗)。
さて
“チェ”である。


本名エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
“CHE”Ernesto Guevara…日本ではチェ・ゲバラとして有名なアルゼンチン人。
発展途上国の人々にとって絶大な人気を誇るカリスマ。
John Lennonにして「あの頃最もカッコよかった男」と言わしめた人物…
(この発言はいつ頃のものなんだろう?この発言の前後の文脈を知りたい…)。
キューバ革命を成功に導き、
なおも弱者のためにその地位をなげうって革命にその命を捧げた男。
たしかにルックスもハリウッド俳優を軽く凌ぐほどのカッコよさ。
前述のJohn Lennonの“あの頃”とはキューバ革命からボリビアでの死までを指すのでしょうか?
だとすると1959年から1967年、
まさにTHE BEATLESが“ロックしていた時期”と重なりますね。
そしてそれはアメリカ国民がTHE BEATLESに酔いしれていた頃…と重なる時期もある。
おそらく『REVOLUTION』の歌詞の中の
「破壊活動を論ずるなら僕を仲間に入れないでくれ-入れてくれ」の
「入れてくれ」はチェを意識しているんだろうな…と思うのです。
「入れないでくれ」はイエス・キリスト、マーティン・ルサー・キングJr.とガンジーの非暴力主義を指していると思われます。
当時のJohnのインタビューを読むと本当に非暴力を貫いてこの腐りきった世の中が良くなるのか?と葛藤している様子が窺われます。
つい先日僕は『チェ28歳の革命CHE L’ARGENTIN』を観て来ました。
内容は実質アメリカに支配されていたキューバを解放するため、
ゲリラとして戦いハバナ入城直前までを、
まるでチェの隣にいるかのような感覚・臨場感で描いたもの。
革命に身を投じる“動機”は軽めに扱われ、
“主義・主張”は革命成功後にアメリカ訪問した際の発言をもとにまとめられていました。
僕=日本人としては今までアメリカより(資本主義)の見方で
キューバ革命を見てきたわけですが、
こういう映画を観るといろいろな角度から物事を考えるようになりますよね(でもこの作品の監督はアメリカ人)。
そう考えるとJohn Lennonはアメリカに憧れていた当時から、
アメリカと敵対したチェを知っていて先の発言をしていたということ、ですよね。
そうするとやっぱり国という枠にとらわれずに人物を評していたことが窺われるわけです
(たとえば世界大戦敵国のドイツ人や日本人と親密になるとか)。
それにアメリカの超大国の傲慢さは“悪名高いブッシュ”から始まったわけでなく
すでに“あった”のだということ。
チェ・ゲバラは1967年ボリビアでのゲリラ戦闘中に捉まり射殺されてしまいます。
あやしくもその日はJohn Lennonの27歳の誕生日でした…。
John Lennonは享年40歳、
チェ・ゲバラ享年39歳、
マーティン・ルサー・キングJr.享年39歳、
なんということだ!
なにもしないと人生はあっと言う間に過ぎてしまいますよね(汗)。
(アメリカ訪問の際人殺しと罵声を浴びせられた)左翼、共産主義者、武装革命家のチェが、半世紀近い時代を経たことにより冷静に客観的に評価され弱者のために戦うカリスマとなった…ということでしょうか。
オノヨーコさんはJohnがチェについてどう思っていたのか前述のコメントより詳しいことはあまり語っていないような気がします。
もしかすると都合が悪いのかもしれませんね。
もしかすると都合が悪いのかもしれませんね。
映画の後編はまだ観ていません。近いうちに観れたらとは思うのですが。