君が息をするたびに
君が動くたびに
君が束縛を破るたびに
君が歩みを進めるたびに

僕は君を見つめている

来る日も来る日も
君が何かを言うたびに
君がゲームに興じるたびに
君が夜を過ごすたびに

僕は君を見つめている


ああ、分からないのかい?
君は僕のものなんだよ
君が歩みを進めるたびに僕の哀れな心が痛む


君が動くたびに
君が誓いを破るたびに
君が作り笑いをするたびに
君が権利を主張するたびに

僕は君を見つめている


君がいなくなくなって僕は途方にくれている
夜夢に見るのは君の顔だけ
見渡しても君に替わる人などどこにもいやしない
僕は泣き続けているんだよ、ベイビー頼むから…


君が動くたびに
君が誓いを破るたびに
君が作り笑いをするたびに
君が権利を主張するたびに

僕は君を見つめている

僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を…見つめている…
僕は…君を監視している

THE POLICE 5枚目のオリジナル・アルバム『SYNCHRONICITY』からのシングル。

この曲は1983年夏に8週連続全米No.1を記録する大ヒットとなり、
やがて80年代ロックを代表する名曲となりました。

歌詞はロマンチックなもののようにもとれますが、
実は「非常に嫉妬深い独占欲の塊を歌ったものだ(by Sting)」…。



当時のインタビューによると
ジャマイカにあった007の作者イアン・フレミングの家にいたとき
Stingの頭によぎったメロディーから生まれたとされています。



60年代ロックを意図したかのような9thを交えたシンプルなギター・リフに、

淡々と8ビートでうねりを刻むベース、

徐々に音数が増えていく“独特の響きを持ったドラムス”…素晴らしいです。



彼らの代表曲というと『ロクサーヌ』や『孤独のメッセージ』、
『高校教師』を挙げる人も多いでしょうが、僕はやっぱりこの曲ですね。

まるでTHE BEATLESの『YESTERDAY』のような扱いに似たところを感じますけどね。




この曲の大ヒットで同年行われたツアーにおいて、

THE POLICEはTHE BEATLES以降初めて単独でシェア・スタジアムを埋めました。

その時のStingのコメントも粋です
「シェア・スタジアムをTHE BEATLESが貸してくれてうれしいよ」(彼はTHE BEATLESファンだから)。





このアルバムを発表した後THE POLICEは活動を停止、実質解散状態となります。




ソロになったStingはたびたびこの曲をライブでも採り上げていますが、

(ギターで弾き語り形式にするとかして)

意図的に盛り上げないように演奏しているような気がするんですよね。


さて今月再結成ライブが東京で行われますね。どんな感じの演奏になっているのかな?


P.S. PVも秀逸です