以前日本武道館に行くならその周辺として
北の丸公園
を紹介しました。

今回は東京ドームの周辺として
小石川後楽園を紹介します。

小石川後楽園は東京ドームのすぐ隣にあります。


かつてこの辺りは徳川御三家・水戸藩の広大な上屋敷がありました。


厳密に言うと徳川御三家といった場合、将軍家(宗家)、尾張藩、紀州藩を指し、
水戸藩は含まれないのですが、いつの間にか解釈が変わってしまっています。


上屋敷があった場所がまさに東京ドームがあるところです。

その庭園のみがかつての姿をかろうじて残しているというわけです。

ちなみに小石川というのはかつてこの辺りを流れていた河川の名前です。
なので小・石川じゃなくて小石・川と区切るのが正しい。
砂利が多い河川だったようです。
現在は暗渠つまり道路の下になっちゃいました。


入り口はこんな感じ。
イメージ 1


中に入ってみましょう。

イメージ 2

中は北の丸公園のときと同じく
都会にいることを忘れさせてくれる
緑と水が豊かな空間が広がっています。


イメージ 3
庭園の中心をなす大泉水と蓬莱島です。


イメージ 4
石畳の道が続いています(昔やった人生ゲームの山の部分の道を連想したりして^^;)。


イメージ 5
東京ドームの隣ということもあってアングルによってはドームがどーんと入ってきます。



イメージ 6
中にはこんな感じのお堂と言うべきか
東屋と言うべきかそんな建物があちらこちらに。


イメージ 7
水戸光圀が奥方(?)らに農民の苦労を教えるために庭園内に作った水田。

現在は近所の小学生が田植えをしているみたいです。




イメージ 8
出ました目玉とも言える円月橋です。
八代将軍吉宗が同じものを吹上御苑に作ろうとしたが挫折したという逸話あり。
でも残念ながら渡れません。
しかし渡るとしてもこれはかなり渡りづらそうです(笑)。


イメージ 9
日本式(後楽園は中国風でもある)庭園といったらやっぱり築山と滝、
ということで滝も大きいのがしっかりあります。

この庭園を流れている水は天然の湧き水なのか謎です。

江戸城の堀の水は、
かつては河川の流入がなく天然の地下水(人口の地下水ってのはないか…)が
湧き上がって満たされていたとのことです。
東京の地下水は本当に豊富だったのですね。
今もその状況には変わりはないのでしょうか?


イメージ 10
築山も立派です。


と駆け足で紹介しましたがいかがだったでしょうか?

日本庭園なんて年配の方向けなんておっしゃらずに
若い方々にもこういった日本文化もしっかり学び取って欲しいものです。
政府が取捨選択した情報じゃなく実物を通してね。


難点といえば蚊がけっこう多いこと。
やっぱり水がよどむとボウフラがわいちゃうんですね。


ドームライブに行く時に
早めに着いて
こういった場所で時間を過ごすってのもオツなものでは?
ちなみに入園料は300円

おっと野球について何も触れてない
そ、僕はスワローズファンなので
G球団は割愛(笑)。