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1970年1月27日
今日!録音された
John Lennonのソロ名義サード・シングル。

UK発売は1970年2月6日。




INSTANT KARMA!とは直訳すると“即時の業”ということです。


即時の業とはなんぞや?ってことになりますよね。


業とは仏教やヒンドゥー教の思想のひとつで
身体・言語・心による人間の働き・行為を指します。


行為は必ずその結果をもたらし、
また現在の起こっている事は過去に必ずその原因があると言う、
当たり前と言えば当たり前の考え方。


マスメディアの発達により
-本、新聞、TV・映画、レコードなどの媒体を通し-
即時の業が起こると
John Lennonは言っているのだと思われます(←僕はこう解釈してますがいかがでしょうか?)。



『INSTANT KARMA!はあんたを捕まえて頭から打ちのめすぜ。

INSTANT KARMA!はあんたを捕まえてジロジロ覗き込むぜ。

INSTANT KARMA! はあんたを打ちのめすぜ。足腰立たないくらいにな。


詞は、
『なんで僕たちはここにいるんだろう?

苦痛や恐怖のためじゃないってことだけは確かさ。

どこにでもいけるって言うのに
なんでそんなところにいるんだい?

さあこっちへ来て仲間に加わりなよ』
…と聴き手を誘い、

『僕たちは輝いているんだ月や星々や太陽のように』…

と続くんですね。




さてこの作品は1日で
作曲、アレンジ、レコーディングを行った
タイトルどおりインスタントな作品になっています。


George Martinがプロデューサーだったら
ハイトーンの声がうまく出てないところを編集するかもしれない。

けど本作のプロデューサーのPhil Specterはそのままゴーサインを出しちゃってます。

Phil Specterとはこの作品が初コラボ。


演奏者クレジットを見るとけっこう参加しているんですね。
Yoko、George、ビリー・プレストン、クラウス・フォアマン、
マル・エヴァンズ、アラン・ホワイト、
アラン・クレインそしてスピーク・イージーで飲んでいた一般人(!)。


それにしてもDrumsがイカしてますね~、Ringoじゃないけれど。
フィルインなんかワクワクしちゃう。





さて写真は当時のアメリカ盤(だと思う)です。
タイトルの上にはこれでもか~ってくらい大きく
John “Ono” Lennon
とプリントされています。

サンセリフ体のエクスクラメーションマーク(ビックリマーク)入りのタイトル、
これがなかなかシンプルながらカッコいいです。

このJohnの短髪はホントすさまじいイメチェンです。


レーベルにはPlay Loud(大きい音でかけろ)の文字が!

ちなみにB面のYoko Onoの曲にはPlay Softって書いてある~。


クレジットは
まだ名目上はTHE BEATLESが存在していてもLennonのみ…ってこれ再発盤かな?(汗)。