サー・ジョージ・マーティンのこんなコメントを見つけました。

ジョンは、ラスベガスのミュージカルとビートルズの音楽のコラボというアイディアを認めたがらなかったかもしれないが、完成した作品を聴けば納得しただろうとサー・ジョージは語った。
「新しいことを多くやってのけたわりに、ジョンは先が見えないことに飛び込んでいくことに対して保守的なところがありました。とくにショービズが絡んだ場合はね。彼はショービズ界に生きる人ではありませんでしたが、強烈な個性を持った人物でした」


この発言は僕の心に大きく響きました。

僕が心のどこかで思っていたことを
サー・ジョージ・マーティンがずばり言ってのけたように感じたからです。

制作した本人からこの言葉が出るとは!
やっぱりわかっていたんだね、
わかっていて作ったんだね、といった感じです。


実際今ほとんどこの新作を聴いていません。

というのはA HARD DAY'S NIGHTのイントロが鳴ったあとに
Johnの歌が入ってこないとやっぱりダメなんですよ~。
というかもっと正確に言うとGET BACKが来る流れが“頭に残るのが怖い”。


遼さんのブログにもいろいろと書かせてもらいましたけど

いまだに
78分集中して聴くには情報量が多すぎて僕にはキツイです。
ボーっとBGMなんかではとても聴けません。


確かに何度か聴いて音はスゴイ良いことをあらためて確認しました。
よくここまで音をクリーニングしたものだと感心します。

部分部分で面白いところはあります。

でも耳コピしている時みたいに
個別に曲を聴き分けてしまっている自分がいて
これがまた疲労感を増大させちゃうんですよね


このアルバムを集中して聴くことをあえて例えるなら
大好きな女の子が
大好きなテレビを観ている時に話しかけてきて
さらにラジオから大好きなバンドの新曲が流れてきたみたいな状態


贅沢でうれしいんだけど
も~どれかひとつにしてくれ(怒)みたいな感情に駆られますよ。
男はそんないっぺんに理解できないんだよって(笑)

ところでこのアルバムに潜んでいる
シークレットコードってどうなったんですかね?