JohnがWE SHALL OVERCOMEのような
普遍的な反戦歌をめざして作った曲で、
1969年6月モントリオールでのベッド・インの最中に
レコーディングされました。

JohnはGibson - J 160E(2本目)を弾き、
コーラスにはヨーコ・オノ、
トミー・スマザーズ、
ティモシー・リアリー、
ディック・グレゴリー、
アレン・ギンズバーグ、
その他その場に居合わせた人々など多数参加しています。

曲自体は2つのコードで成り立っている
きわめてシンプルなものです。

よ~く耳を澄ますと低音のコーラス・パートが聴こえますよ(^^。

最初のレコーディングでは、
パーカッションはホテルのドアを叩く音、
足を踏み鳴らす音、手拍子などでしたが、
後からRingo Starrがドラムスをダビングしました。

THE BEATLESのメンバー初のソロシングルですが、
クレジットはLennon & McCartneyとなっています。

1969年11月ホワイトハウスの前で
ベトナム戦争に抗議して集まった
50万人近い群集がこの曲を合唱しました。

そのテレビ報道を観たJohnは感動し
「自分の人生において最もビッグな瞬間のひとつだった」
と語りました。


Paul McCartneyがかつて、
この曲の感傷的な雰囲気とヴォーカルが好きという理由で
Johnが作った作品の中で“最もお気に入りだ”と語っていたこともあり、
自身のライブで演奏したことがあります。

これはLiverpoolのAlbert Dock(!)においてのもので
John Lennon作品のメドレー(!)の最後に登場し
Paulのライブの歴史の中で最も感動的なシーンのひとつになっています(^^。


ちなみにGIVE PEACE A CHANCEを直訳すると
命令形なので“俺たちが言っているのは平和に機会を与えろ!これだけさ”
→平和に機会を与えろッて言ってんだよ!(怒)
となりますね(笑)。