この本も理系出身の僕としては面白かったです。

 

それまで八百年以上使っていた宣明暦のズレを月蝕の予測を外したことから端を発した改暦の機運。

そこで持ち出された中国から輸入された授時暦。

明代に使われていた大統暦。

そして渋川春海がたどり着いた大和暦。

いったいどれが正しいのか?

 

 

最後は一気読みでした。

何度も何度も困難にぶつかっても七転び八起き、トライ&エラーを繰り返しているところは、読んでいてつぶさに不具合を潰していく理系らしいなと感じました。

反論の余地のない暦を作り上げた春海に天晴れです。

周囲の味方を巻き込んでの春海の手腕があってこその改暦成就だったと思います。

23年もの間一つの事に捧げて邁進する精神力が並大抵ではないなと思いました。

 

えんとの仲もお互いに尊重しあっていて、その仲を羨ましく思いました。

同じ日に旅立つなんて、物語が出来すぎてる!

 

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本の紹介[Amazonより]
著者:冲方 丁

改暦の総大将に選ばれた渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が幕開く。渋川春海の20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!

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