再読本です。

三年半ほど前に一度読んだはずなのに結構(ほとんど滝汗)忘れていて存分に楽しめました。

 

 

 

天才棋士の上条桂介と初代菊水月作錦旗島黄楊根杢(きんきしまつげねもく)盛り上げ駒の数奇な運命の物語でした。

 

埼玉県の大宮の山中で死体が発見されたところから物語が始まります。

捜査は死体と一緒に埋葬されていた将棋の名駒・初代菊水月作錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒の所有者をあたることをメインに進められます。

 

一方、天才棋士・上条桂介の不幸な生い立ちから初代菊水月作錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒との出会い、真剣(賭け将棋)しか指さない東明重慶との出会いから旅打ちへと物語が進み、やがて捜査側のお話と絡み合っていきます。

 

作中で初代菊水月作錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒の値が600万円以上と紹介されています。

将棋の駒に600万円を超えるものがあるとは!

 

ここで駒の情報をすこし。

初代菊水月作錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒とは・・・

 

初代菊水月:なんか有名な駒職人らしい。

錦旗:書体のひとつ。いまで言うフォント。力強い太字が特徴。

島黄楊:御蔵島産の黄楊のことで、将棋の駒としては最高級品。Wikiによると御蔵島は東京都心から南へ約190kmらしいです。

根杢:根っこに近い部分。とれる量が少ない?

盛り上げ駒:一度手で駒文字を彫った跡に漆を何度も重ねて埋めた後、さらに漆を塗り上げて少し駒の文字が浮かび上がった形に仕上げた将棋駒の最高級品。 

 

という希少価値とこの駒を指した歴史から、600万の値が付くそうです。

 

中盤での旅打ちの辺りは迫力満点の真剣(賭け)の勝負にページを繰る手が止まらなかったです。

きっと将棋がわかる人ならもっと楽しめる本なのだろうなと思いますが、将棋抜きにしても楽しめました。

 

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本の紹介[Amazonより]
著者:柚月 裕子

 

さいたま市天木山山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。それから4ヶ月、叩き上げ刑事・石破と、かつて将棋を志した若手刑事・佐野は真冬の天童市に降り立つ。向かう先は、世紀の一戦が行われようとしている竜昇戦会場。果たしてその先で二人が目撃したものとは! ?
日本推理作家協会賞作家が描く、渾身の将棋ミステリー!
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