平成21年に発行された七人の作家さんによるアンソロジー。
以前ブログのフォロワーさんからご紹介頂いて、何件も近所の本屋さんを探し回ったのですが見つけることができずに若干諦めていました。
古い本だからですかね?
が、数十年ぶりに図書館に行く機会があり、そこでもしかしたらと思って図書館にある検索システムで検索してみたところ、貸し出し中となっていたものの、予約してようやく読むことができました。
今の図書館て凄いですね。
ネットで簡単に検索して、予約できる!![]()
以前は受付の人に聞くというハードルがあったので、どうしても敬遠しがちでした。
予約できるだけならまだしも、遠くの図書館にあれば、近所の図書館まで持ってきてくれる!
他の図書館で借りても近所の図書館で返却できる!
隔世の感というのはこういうことなのでしょう。
副題に「面白いお話、売ります。」と銘打っている通り、面白いお話ばかりでした。
印象に残ったのは、以前「儚い羊たちの祝宴」でも読んだ米澤穂信さんの「玉野五十鈴の誉れ」。
良家のお嬢様の純香に使える玉野五十鈴。
純香は様々な事情があってお祖母さまから疎まれ、餓死寸前まで追い込まれます。
そんな中、父親の異なる幼い弟が不幸にも亡くなってしまします。。。
--始めちょろりょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るな--
恐いです。
玉野五十鈴が暗闇でニヤリと笑っている場面を勝手に想像してぞくりとします。![]()
もう一つ印象に残ったのは、近藤史恵さんの「プロトンの中の孤独」。
プロ自転車レースのお話。
あまり詳しいルールは知らないのだけれど、どうやら、数人が一緒に走る団体戦のようで、チーム戦術が大切になる競技のようです。
孤高の若手天才レーサー石尾はそんなチーム戦術を無視して一人飛び出すのですが、実は・・・。
レース全体を俯瞰で見て計算できる石尾に感動しました。
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本の紹介
目次、背表紙より。
・首折り男の周辺/伊坂幸太郎
・プロトンの中の孤独/近藤史恵
・ストーリー・セラー/有川浩
・玉野五十鈴の誉れ/米澤穂信
・333のテッペン/佐藤友哉
・光の箱/道尾秀介
・ここじゃない場所/本多孝好
これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテイメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編集の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著者リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。
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