房総大学法律学科一年生の藤村京が解いていく日常ミステリー短編集。
コミュ障で入学後のガイダンスでの自己紹介でのおはなし。
「あんなネタを盛り込んでる。俺も入れたほうが良いんだろうか?」
「あぁ、そんなに短い挨拶じゃ、俺の番が早く回ってくるではないか!」
「あぁ、あと4人まで来てしまった!」
等々。。。
あれこれ考えた結果、「弁護士志望の藤村京です」「あの、ち、千葉出身です。香取市です。よろしくお願いします」しか言えなかったのが、コミュ障の傾向のある僕とも重なってとても共感しました(笑)
もしかして僕のことを書いてますか?と思う脳内会話もチラホラあり、公共の場で読んでいてほくそ笑んだりしていました。
そして主要な登場人物4人のキャラが立っていて面白かったです。
主要登場人物
・藤村京
いわゆるコミュ障。ただ、探偵としての推理力は並外れた能力を持つ。
・里中
超社交的で入学早々から人脈を広げる。リンクマン。
・加越さん
大学教授の父をもつ、ちょっと世間知らずの女の子。カラオケでクラシック音楽を凄い声量で歌う。
・皆木さん
いわゆるコミュ障。空手二段の有段者。
形は違えどそれぞれでコミュ障なのだと分かってからの藤村くんの精神面での成長が、読んでいて応援したくなりました。
続編があればいいなーって思いますが、この本でかなり藤村君は成長してしまったので期待薄なのが少し残念です。
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本の紹介[Amazonより]
著者:似鳥 鶏
名探偵は、人見知りで口下手!? 大学生たちの愛すべき青春日常ミステリ!
藤村京はいわゆるコミュ障。大学入学早々、友達作りに出遅れ落ち込んでいると教室に傘の忘れ物を見つける。だが、人と話すのが苦手な藤村は忘れ物をした状況を独力で推理して持ち主を突き止めようするが!?
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