本のタイトルを見たときから気になっていた本でした。

タイトルと表紙が、まず面白い。爆  笑

 

 

昔話はぼんやりとしか覚えていないけれど、全編それぞれが面白かったです。

 

全5話ありました。

・一寸法師の不在証明

・花咲か死者伝言

・つるの倒叙がえし

・密室竜宮城

・絶海の鬼ヶ島

 

アリバイ崩しにダイイングメッセージ、倒叙もの、密室もの、最後は「そして誰もいなくなった・・・」もの。

必ず死体が出てくるのでほのぼのとした印象の昔話が一変して本格ミステリーになっています。

 

特に「つるの倒叙がえし」の構成が面白かったです。

最後まで読んで、「一、へ戻り・・・」と読ませる構成が面白い。

 

「絶海の鬼ヶ島」では鬼の名前がずらずら出てきて”鬼”ゲシュタルト崩壊をおこしました節分

本文にある13頭の鬼の紹介がこちら。

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厳(黒)とおばば(黄)の老姉弟。

郎(赤)と太(赤)の兄弟。

松(青)と茂(青)の父子。

三(黄)、菊(桃色)の夫婦とその娘、百合(桃色)。

兵(緑)、藤(赤)の夫婦とその娘、梅(緑)。

そして、孤高気取りの気障なみなしご、広(青)である。

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これだけの鬼たちが出てくると誰が誰だか注意深く読まなくてはなりません。

 

そしてカタカナを一か所だけしか使っていないところがまたこだわりがあってよかったです。

そのカタカナも距離を読者に分かりやすくするための”メートル”のみ。

昔話の雰囲気を大切にしているなと感じました。

 

軽くサクッと読めるので続編も読んでみようかな。

 

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本の紹介[Amazonより]
 

著者:青柳 碧人


「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!

「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。
2019年、本屋大賞や多くの年間ミステリランキングに入った話題作が早くも文庫になりました!
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