久しぶりに柚月裕子さんの本を読みました。

柚月裕子さんは友人から「検事の本懐」を紹介されて以来好きな作家さんで、女性作家とは思えない(そんなことを言ったら今の時代怒られるかな?)力強い筆致で描かれた泥臭い人間ドラマが好きです。

柚月作品は文庫化されていない「暴虎の牙」と「月下のサクラ」以外はすべて読んでいます。

多分。

 

今月発売された「ミカエルの鼓動」は本屋さんに行くたびに文庫化を待ってから買おうかどうしようか悩みましたが、結局我慢できずに買ってしまいました。

我慢は苦手です。笑い泣き

 

 

さすが柚月裕子さん、重厚な本でした。

医療支援ロボット・ミカエルの不具合による医療過誤を隠蔽しようとする病院長曽我部と、公表しようとするミカエルによるロボット支援下手術の第一人者西條の攻防。

他にも天才心臓外科医で術式で西城と対立する真木や、ある思惑がありミカエルによるロボット支援下手術を推し進めたい経営戦略担当の雨宮など、それぞれの思惑が交錯します。

 

小さな少年の手術の術式をめぐって西城と真木は対立しますが、結果的にはお互いを尊重しあって最高の形で手術を終えたときには安心しました。

その手術の最中、ひと段落就いたところで思わぬ真木の発言には驚きました。

ぼくもこういった心の広い人間でありたいです。

 

この医療ミステリー、シリーズ化されないかなー。

もっと真木の立場での物語も読みたいです。

シリーズ化されなくとも、ドラマ化か映画化されて欲しい!

 

◆◆◆◆◆
本の紹介[Amazonより]
 

著者:柚月 裕子


この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。
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