夫・拳の不倫疑惑の為に高知、兵庫、大分、仙台と逃避行を続ける妻・早苗とその息子・力。

 

母子の成長に心を打たれました。

 

 

--引用--

 どの仕事も誰だって最初は素人だと頭ではわかる。仕事は教えてもらえばよいのだろうけど、四十近い自分の年齢を思うと、年を経ていることがかえって怖かった。若い頃なら許されるようなことも、自分にはもう許されないのではないか。失敗や世間知らずを叱責されるのが怖い。

 自分には自信をもってできることがほとんどないのだ、と改めて思い知る。職探しで面接に臨んだところで売り物にできるようなものがない。自分の人生経験の乏しさを、今更つきつけられているような気がした。

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こんなことを別府での職探しの際に考えていた早苗が、就いた先の別府の砂湯で「よければ私、歌いましょうか」の申し出は感動しました。

砂湯の砂かけの仕事を始める前は、何事にも自信なさげで自分には取り柄がないと言っていたのに、咄嗟に申し出ることができるなんて凄い!

背負うものがある人は強い。


最後は家族三人で北海道の地で再開。

拳の疑惑はどうやら潔白そうなので、三人で幸せを築いてほしい。

と言うか拳、潔白なら逃げるなよ。。。

 

 

 

最近、Youtubeのおすすめにに突如hideのROCKET DIVEが出てきました。

この歌が出てきた当時は学生だったのでノリが好きな曲とういう程度の認識でしたが、改めて歌詞を意識して聴くといい曲ですね。

一歩踏み出していこうよって感じがこの本とリンクしているようで、個人的にはタイムリーでした。

 

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本の紹介[Amazonより]
 

著者:辻村 深月
深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台――。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真


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