この本の著者・中山七里さんの初読みは「連続殺人鬼 カエル男」でした。

あまりに惨い表現が多く、顔をしかめながら読んだ記憶があって、避けていた作家さんでした。

少し前に「セイレーンの懺悔」を読み、「あ、なんか読める!」と思って今回は「嗤う淑女」に挑戦してみました。

 

 

5編からなる連作短編小説でした。

 

一 野々宮恭子
二 鷺沼紗代
三 野々宮弘樹
四 古巻佳恵
五 蒲生美智留

 

直接に手を下すことなく、人をたらし込んで標的を殺させる。

身の潔白のために、無関係な人にその旦那さんを殺させる。

とびきりの美女・蒲生美智留が本当に悪い女でした。

 

第1編ではカエル男並みの惨い表現もあって「これが続くようだと最後まで読めるかな?」と不安になりました。

結果、まぁ読めたんですけれども。

 

従妹の野々宮恭子の病気という偶然がこの物語の肝になります。

美智留は恭子を利用しているようだけれど、ある意味、美智留は恭子に助けられたんだなと感じました。

個人的には恭子の恩返しって感じました。

ここが肝になるのですが上手く表現できないのがなんとも残念です。

ああ、文才がないなぁ。

 

するすると読めたし、続編を読んでみようと思います。

 

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本の紹介[Amazonより]

 

著者:中山 七里

 

“稀代の悪女"=蒲生美智留(がもう・みちる)。
天賦の美貌と巧みな話術で、人々の人生を狂わせる――

野々宮恭子のクラスに、従姉妹の蒲生美智留が転校してきたのは中一の秋だった。
美智留によって、イジメと再生不良性貧血という難病から
救われた恭子は、美智留の美貌や明晰さに憧れ、心酔していく。
やがてある出来事をきっかけに、二人は大きな秘密を共有するに至った。

時を経て、27歳になった美智留は「生活プランナー」を名乗り、
経済的不安を抱える顧客へのコンサルタント業を行なっていた。アシスタントは恭子だ。
ストレス解消の散財によって借金を抱える銀行員の紗代、
就職活動に失敗して家業を手伝う弘樹、
働かない夫と育ちざかりの娘を抱え家計に困窮する佳恵……
美智留は「あなたは悪くない」と解決法を示唆するが……。

人々はどのようにして美智留の罠に堕ちてゆくのか。美智留とは何者なのか!?
奇才が描くノンストップ・ダークヒロイン・ミステリー。

【目次】
■一 野々宮恭子
■二 鷺沼紗代
■三 野々宮弘樹
■四 古巻佳恵
■五 蒲生美智留

 

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