8月の半ばだというのに朝方はひんやりとしています。

タオルケットだけでは肌寒いので薄手の掛け布団を出してきました。

 

さて『PK』。久しぶりの伊坂さん作品です。

伊坂さん作品は大好きなのですが、一時期一気に読みすぎたためかちょっと飽きが来てしまっていたので遠ざけていました。

 

 

『PK』は連作中編集。

・PK

・超人

・密使

の3つの中編からなっています。

 

表題作の「PK」では細かくA~Eのパートに別れ、それぞれ登場人物や時代が異なるので読むのに苦労しました。

伊坂さんらしく伏線をちりばめているのかなと思いながら読んでいました。

 

中編集ではあるものの、「超人」まで読んでみると微妙に繋がっているような繋がっていないような。。。

重なる部分はあるんですよ。

重なるけど違う箇所が気になってました。

僕が気づいたところで言えば、

 

・大臣と秘書の接し方が違う

・ゴキブリの出現有無

・2002年W杯の開催地(「PK」ではフランス、「超人」では日本)

 

他にももっと読み込めば違いが出てくるのかも知れません。

そんなこんなを気にしつつ「密使」を読み始めると、こんなことが起こっていたのか!

と、僕の思考の斜め上を行く伊坂さんの発想に敬服しました。

 

作中で「そういうことになっている」というセリフが出てきたところでは、『モダンタイムス』を先に読んでいた僕としてはある種の懐かしさを感じました。

 

「密使」では奇妙な能力者が登場します。

(この辺からも『魔王』や『モダンタイムス』を想起させられました)

その能力が、”一人と握手すると6秒もらえ、午前零時の直前に誰にも知られずに6秒使える”というもの。

二人だと12秒、三人だと18秒、誰にも知られない時間を得ることができるという能力です。

 

僕がこの能力を得られたら何に使うかな。。。

使える時間が深夜というのもまたミソですね。

そもそも握手する機会なんてめったにないですよね。

 

こういう一見くだらないような特殊能力を用いて壮大なことに利用する発想ってどこから出てくるんだろう?

やはり伊坂さんの作品は面白い。

 

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本の紹介[Amazonより]

 

著者:伊坂 幸太郎

 

彼は信じている。時を超えて、勇気は伝染する、と――人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。

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