心霊現象とか超常現象って、小さいころから好きだったんです。
論理で説明できない現象って興味深いじゃないですか。
怖いもの見たさってあるじゃないですか。
なので心霊現象や超常現象の番組があると楽しみにしていたんです。
見終わった後でトイレに行けなくなったり鏡が怖くなったりするクセに楽しみだったんです。
でも最近は大人になったからなのか飽きてしまったのか、そういった番組を楽しめなくなってしまっています。
今では簡単にそれらしい映像を作ることができるようになってしまって、なんだか興ざめしているからでしょう。
でも今回、芦沢央さんのこの本を読んでみてすごく怖くなりました。
この本は1話から5話までの短編とそれらを振り返った最終話「禁忌」の計6編からなる怪談短編集です。
「本」という媒体で初めて怪談に触れたからなのか芦沢さんの筆力がすごいのか、久しぶりに後ろを振り返るのが怖くなる感覚を覚えました。
特に最終話の「禁忌」が怖い。
1話でちらっと出てきた「小花柄のチュニックを着たおばさん」と表現される占い師。
この占い師が肝なんだろうなと1話を読んで気になっていましたが、「禁忌」で一足飛びに目の前に現れたようで怖く感じました。
芦沢さんに同行していた榊さんと連絡がとれない状況だということも気になります。
ちなみにこの記事を書こうと思ってブラウザを立ち上げたら一瞬Wi-Fiが切れたのも、怖い。![]()
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本の紹介[Amazonより]
著者:芦沢 央
この恐怖、一生モノ。
2019年本屋大賞ノミネート!
静岡書店大賞受賞!
山本周五郎賞ノミネート!
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位!
このミステリーがすごい! 国内編第10位!
ミステリが読みたい! 国内篇第7位!
ミステリ×実話怪談の奇跡的融合で絶賛を浴びた注目作がついに文庫化。
「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。(解説・千街晶之)
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