恩田陸さんの作品はいくつか読んでいますが、僕にとって読みやすい作品と読みにくい作品があります。
前者は例えば「ドミノ」、「蜜蜂と遠雷」、「夜のピクニック」。
後者は例えば「光の帝国 常野物語」、「禁じられた楽園」、「三月は深き紅の淵を」。
なにが違うのかよくわかりませんが、読みやすかったり読みにくかったりします。。。
お気に入りの作家さんではあるのですが後者のように読みにくい作品にあたることもあって、ドキドキしながら読み始めます。
そのドキドキ感がいいのかも![]()
今回読んだ「麦の海に沈む果実」はリズムよく読むことができました。
釧路湿原を思わせるような大湿原のなかにそびえる「青の丘」に作られた全寮制の学校。
3月以外の月に入学してきた生徒は災いをもたらすという伝説があります。
そこへ2月の最後の日に入学した理瀬。
実は〇〇の△△だった!
最後の13章あたりからの謎解き(?)には幻覚を使ったりして「え?そんな感じ?」と思いました。
13章のゲームで「近いうちに、またファミリーから死人が出る」と質問したのは誰なんだろう?
聖?ヨハン?読み落としてしまったんだろうか?
また、作中に「三月は深き紅の淵を」が登場してきて、再読しなければ!と思っています。
難解に感じた「三月は・・・」を違った側面から読むことで理解が進むかも。
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本の紹介[Amazonより]
著者:恩田 陸
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。
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