昭和・平成と睡眠 | いまむら脳神経クリニック院長のつぶやき

いまむら脳神経クリニック院長のつぶやき

鹿児島市の脳外科開業医
頭痛、めまい、てんかん診療。
つぶやきは医療、社会、趣味嗜好など。

昭和・平成の時代は企業戦士の

名のもとに睡眠を削って働く

ことが美徳とされた時期もあった。

ナポレオン・ボナパルトは3時間しか

眠らなかったと訳知り顔に説かれた。

医学的には噴飯ものだ。睡眠中に

脳は老廃物を掃除してリセットする。

日中に作られた幸福ホルモン セロトニンは

夜に睡眠ホルモン メラトニンに転化される。

また記憶は睡眠中に海馬で長期記憶になる。

睡眠を削ってきた睡眠負債が認知症の誘因

との考えもある。令和では昭和・平成での

睡眠負債がどういう結果になるのか。