レジェップ・タイイップ・エルドアン<第12代トルコ大統領>(Wikiより)
この記事を読んで、改めて思ったことは一言。
エルドアン大統領マジパネェ。
なんというか、本来の外交というものは、ここまで高度で精神力を使いものなのかと、それが本来の政治家の仕事であると考えると、とてもじゃないけれど、並みの人間では務まらないなと思うばかりです。
そのあまりの「重圧」に、普通だったら精神壊れるね。
少し前まで、この人は国内でクーデターを起こされ、命を狙われていたと思うと、改めてそのすごさを実感します。
どの国のトップも、それなりに舵取りの難しさがあると思いますが、とりわけトルコの場合は、その比ではありません。
トルコの周辺国 (Googleマップより)
https://www.google.co.jp/maps/@40.9126855,39.4799121,4z
Michikoさんのブログでも触れられているように、地理的に考えても、極めて微妙な位置にあって、隣国では絶えず戦争起きて、いつ自国に飛び火するかわからない。おまけにテロが頻発し、ロシアの大使が殺され、アメリカからは「ロシアと仲良くした」理由でもって、経済制裁まで課せられて、まさに『従わぬなら滅びろ』の原則で、ただちに主権を放棄し、アメリカの属国になるか、もはやカオスの境地と化し、この国の舵取りは、一部の才覚ある者にゆだねられる結果となりました。
さらには『カショーギ事件』を期に、トルコの政治というのは、ありとあらゆる結果を想定し、常に二手三手先を考える行動を迫られています。国民の信任や、ロシアとアメリカ、サウジアラビアとの関係、さらには中東の問題国イスラエルも合わせ、そうした国家における駆け引きにおいて、もはや考えただけでも、頭がクラクラしてきて、生半可な気持ちでは到底トップは務まりません。
私たちの国のように、どこかハリボテのように『中国の脅威』を煽るバカらしい内容とは、恥ずかしくらいレベルの違う話で、現実のフェイズにおいても、トルコはアメリカに対して「優位な立場」を作り、そでまで「アメリカの子分」と見なされていたけれど、かと言って全面的に米国と対立して「カードを失う」のではなく、アメリカ・ロシア双方から武器を買い、さらにはNATOの残留、EU加盟への希望など、大国や周辺との関係含め、常に高度な政治判断と、振舞いが求められています。
地理的要衝に位置し、数々の国家的な危機を避けられないトルコですが、なおそれでも「主権を維持」し続けられていること。極東のボンボン首相のように、毎日くだらない政治議論を繰り広げ、無能さ全開の外交で、国民(在日外国人含む)の税金を湯水のように使い捨て、日本の国益を損ね続けている人と比べたら、本当に赤面するくらい恥ずかしく、また情けない気持ちになります。
少しはエルドアン大統領を見習えよと。
まあ無理だね、総理には才能も度胸もないと思うから(笑)
<参考資料>
・Cluttered talk blab blab blab 『ワシントン・ポスト記者失踪事件で、注目のトルコの舵取り』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411434275.html
拙ブログ 『‐「国家主権を維持すること」は文字通り命がけである‐』記事
https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12402499691.html
<ツイッター>
【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】
https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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