北の非核化で連携一致も「圧力」はなし 拉致問題協力に理解

 

安倍晋三首相は9日、東京・元赤坂の迎賓館で中国の李克強首相、韓国の文在寅大統領と日中韓サミットを開いた。3首脳は、6月にも開催される見通しの米朝首脳会談を控え北朝鮮の完全非核化に向け連携することで一致した。安倍首相は日本人拉致問題の早期解決への支持と協力を求め、李、文両氏から理解を得た。3首脳による共同記者発表では、北朝鮮の行動を引き出すための「圧力」との言葉は出なかった。(一部引用抜粋)

 

産経ニュース 『北の非核化で連携一致も「圧力」はなし 拉致問題協力に理解』記事

(2018.5.9 22:03更新)

 

https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090040-n2.html

 

 

先月、テレビ朝日『モーニングショー』の、玉川徹キャスターとフリージャーナリストの青木理さんとの絡みでもあったように、青木さんが短距離ミサイルや拉致問題に関する議題を「アメリカにお願いする」としたときに、ぴしゃりと玉川氏が「それは本来、日本が北朝鮮と二国間で解決する問題。いちいちアメリカにお願いすること自体が間違い」として、一体いつから日本は「赤ちゃん国家」になったのか、ましてや今回の『日中韓サミット』における拉致問題の提起には、さすがに驚きましたね。

 

「お前一人じゃ何もできねーのかよww」と。

 

そのくせ「圧力圧力」などと、これから東アジアの平和が論じられる、非常に大切な時期に、呆れた王様気取りの態度を続けるようでは、ハッキリいって「日本は邪魔」と解されても仕方ないでしょう。

 

国内報道のニュースや、体裁が保たれた国際会議において「理解は得られた」と書いても、実際のところ、どれほど重要視されているのかは疑問でしかありません。

 

アメリカのトランプ大統領も「拉致問題に関心を持っている」と、日本の情弱向けの報道ばかりが氾濫し、私のブログ運営の先輩であるMichikoさんは、ここ5年以上にも渡り、アメリカ人と議論を重ね、彼らの「本音」を引き出し続けてきましたが、そこで話されたことは、彼らアメリカ人は、私たちが想像する以上に日本人を蔑んでいることでした。

 

Michikoさんのブログ『No risk, no say』

 

https://feckless.hatenablog.com/archive

 

 

究極的には、アジア人の人権がどうなろうと知ったことではなく、国家主権などもってのほか、法律やルールを無視し続けた在日米軍の行動や、韓国におけるTHAADミサイル配備強行の例もしかり、日本が「一国家」として、これほどまでに舐められ続けている現実には目を背け、アジアに対してだけは「拉致は犯罪」だのと、「徴用工」や「慰安婦」の問題にしても、このときばかりは絵空事の「国家のプライド(笑)」にしがみ付き、明らかに日本人が『反応するワード』に隔たりがあります。

 

私は支持しませんが、一応日本の「右翼」を語る人間たちが、米軍基地やその他の日本国の主権を「害した」事案について、矛盾なく批判できる者こそが、日本の右翼を語ることができると思います。現在における親米主体の『安倍応援団』である、櫻井よしこや金美齢などのを見て見ればわかると思いますが、「本物の右翼の定義」から類推すれば、あんなものは紛い物のパチモンに過ぎません。

 

きっと、こういう事実に気付いている人たちが、「だから日本はアメリカの属国(植民地)」だとして、ひたすら米国や自国(今の体制)の「都合の悪いもの」からは、見て見ぬふりをして、ひたすら忘却にふけり、そうした矛盾の累積から見える「逃げの姿勢」に少しでも嫌気を感じるのなら、「本当の右翼」とは何なのかと、おぼろげながらも考えるべきです。それを拡大すれば東アジアとの「儒教文化圏」における同族意識だったり、程度の差はあれ、同じ文化を共有する人同士で、緩やかにつながっていくことこそが、アジアにとって「最も有益なもの」であると私は思います。

 

 

<参考資料>

 

・産経ニュース 『北の非核化で連携一致も「圧力」はなし 拉致問題協力に理解』記事

(2018.5.9 22:03更新)

 

https://www.sankei.com/economy/news/180509/ecn1805090040-n2.html

 

 

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