米ビキニ環礁水爆実験『キャッスル・ブラボー作戦』より(1954)

 

http://wonderfulengineering.com/russians-detonated-a-nuclear-bomb-on-their-own-soil-the-reason-is-a-feat-of-engineering/

 

 

 

『Castle Bravo Nuclear Test』

 

https://www.youtube.com/watch?v=fd1IFjBNNVo

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Eg2PPmsNlQ8

 

第72回国連総会、朝鮮民主主義人民共和国外相、リヨンホ氏の演説。

 

【ニューヨーク時事】北朝鮮の李容浩外相は23日午後(日本時間24日未明)、国連総会で一般討論演説を行い「われわれのロケット(ミサイル)が米本土全土に到達することが一層不可避になる」と警告した。

 

トランプ米大統領が19日の国連演説で金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と表現し「自滅の道」に進んでいるとやゆしたことに猛反発した。

 

李外相は「誇大妄想で独りよがりな異常者」のトランプ氏が核兵器のボタンを持っていることこそが「重大な脅威だ」と主張。「自滅の道に進んでいるのはトランプ自身に他ならない」と反論し、罪のない米国人が犠牲になれば、全面的にトランプ氏に責任があると強調した。

 

北朝鮮の核戦力の目的は、米国の核の脅威に対する抑止力だと訴えた上で「究極の目標は米国とのパワーバランスの確立だ」と断言。「核戦力完成の最後の門」まで「わずか数歩」のところに来たと主張した。

 

さらに、北朝鮮への軍事攻撃の兆候があれば、先制攻撃も辞さないと宣言。一方で「(北朝鮮に対する)米国の軍事行動に参加しない国に、核兵器を使用したり、使用すると威嚇したりすることはない」と述べた。

 

李外相は23日、グテレス国連事務総長と会談した。国連によると、グテレス氏は朝鮮半島情勢の緊迫化に懸念を表明し、緊張緩和や国連安全保障理事会の決議履行を要求。政治解決の必要性や人道支援継続の重要性も強調した。

 

 

 

北朝鮮外相「おそらく太平洋上で水爆実験」NHKニュース

 

https://www.youtube.com/watch?v=eh7VxYN-al8

 

 

そして同局のネットニュース(9月22日)より、

 

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、アメリカのトランプ大統領の国連総会での演説を非難する声明で言及した「史上最高の超強硬な対応措置」について、ニューヨークを訪れているリ・ヨンホ外相は「私の考えでは、おそらく水爆の実験を太平洋上で行うことになるのではないかと思う」と述べ、トランプ政権を強く威嚇しました。

 

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は22日、アメリカのトランプ大統領が19日の国連総会での演説で「アメリカと同盟国を守らざるをえない場合、北朝鮮を完全に壊滅するほか選択肢はなくなる」と述べたことに対する声明を発表し「史上最高の超強硬な対応措置の断行を慎重に検討する」と強く反発しました。

 

これについて国連総会に出席するためニューヨークを訪れているリ・ヨンホ外相は21日「対応措置とは何を意味するのか」という記者団の問いかけに対し「どのような措置が取られるかはよくわからないが、私の考えではおそらく水爆の実験を太平洋上で行うことになるのではないかと思う」と述べ、トランプ政権を強く威嚇しました。

 

 

『NHK NEWSWEB』より

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170922/k10011151751000.html

 

 

昨日早朝の民放では、もし北朝鮮が太平洋で「水爆実験」を行えば、「アメリカはおろか世界中を敵に回すことになる」と述べる共同通信の記者がいましたが、『史上初の水爆実験』となったアメリカのビキニ環礁地域によるテストや、ひいては『核五大国』による、数千回にもわたる同様の核・水爆実験により、地球の環境は大きく棄損されたにも関わらず、彼らが「世界中で嫌われる」どころか、今でも圧倒的主導権を握り、殊にアメリカについては、現在に至ってまで「世界の統括者」として君臨しているのが現実です。

 

 

傲慢なこの『第四帝国』(ポール・クレイグ・ロバーツ氏指摘)は、忌々しくも国連の25%の分担金で、場の議論を牛耳り、自らの認識に基づくルールや報道を、北朝鮮やイランに向け、彼らを「血祭り」にあげ、とりわけ日本国内においては、前者の国に対する憎悪をたぎらせ、28日の臨時国会では「野党を含め」、北朝鮮に対する「非難決議の採択」をしていました(安倍氏は決議案採択の手続きに入れば内閣不信任決議案が提出される可能性があり、野党の反撃を恐れ、これを見送りましたが)。

 

これは一体どういうことなのか。

 

日本人は、右や左を向いても、揃いもそろって「従米ぶり」を露呈する有様。そんなに「国際社会」が怖いのか、浅ましくもyoutube上ではこのような動画が出回っていました。

 

 

 

『放送禁止ものまね 金正恩vs正男 北朝鮮のアントニオ猪木 支持率0%パク・クネ 事件後の高畑淳子 最後の挨拶ショーンK 幸福実現党テレンス・リー 盗撮禁止田代 2017』

 

https://www.youtube.com/watch?v=bq7lYwgoLP8

 

 

 

『北で歌ってはいけない 空耳 』

 

https://www.youtube.com/watch?v=-AOrZj9Zejc

 

 

特に後者の動画に関しては、実に200万回近い再生回数に上り、「14822」人の『いいね!』がされていて、日本人の杜撰な北朝鮮認識が露見する形になりましたが、そもそも「空耳」という、日本人だけしか面白がらない、超ローカルで閉鎖的な「未開人の娯楽」というものに、私は激烈な嫌悪感を持ちます。

 

こうした非常に偏った認識で、自分たちは「したり顔」で、表現の自由を気取って、盛大に北朝鮮に対するヘイトや偏った認識を垂れ流す。

 

ひるがえって、アメリカ軍による世界での侵略や虐殺に関しては、批判するどころか、一切「感知してない」という、糞にも劣る情報リテラシーのレベルであり、こういう事態を前にして、一切恥を持たない民族が日本人なのかと、哀れな同胞を見ていて、私は常に針の筵にさらされている気分です。

 

 

数週間前の民放で、とある女性コメンテーターが「何も知らされていない北朝鮮の国民に罪はない」「体制に情報を遮断されている彼ら彼女らが可愛そう」とおっしゃられていましたが、ここでハッキリ断言させていただきます。

 

 

朝鮮の人の方が、あなたたち日本人よりも「事の本質」を見抜いているし、外国言語や知的レベルにおいても、そのトップのレベルでは、あなた達とはくらべものになりません。

 

 

私自身、在日コリアンの友人のコネもあり、そこからちょくちょく本国の情勢を知らされるのですが、ネガティブな情報も含め、この国が激烈な競争社会に変わりつつあり、その「したたかな外交戦略」を維持できる高度な人材含め、そうした行動の原点には、戦後から一貫したアメリカという「帝国」の本質を知り、実際に戦争もしたし、米国による、現在に至るまでの核や最新兵器による恫喝や威嚇も含め、常に私たちが知らない「非日常」での生活を余儀なくされていました。

 

つまり根本的に考えて、アメリカに「奴隷宣言」した日本とは「背負っているもの」が違うということです。

 

 

直截的に述べると、並みの国ではあっという間に「ぽしゃってた」、この激烈な生存レースで常に生き残り、イラクやリビアのようにならなかった東アジアの「小国」が、アメリカという世界一の「超大国」を前に、本当に恐れをしらない堂々とした外交を展開し、そのスパンがすでに70年以上にも続いています。

 

ゆえに、これを一概に「無鉄砲で」「異常な」国と言い続けるにも無理があり、それでは定義の根拠が貧弱すぎて、単純な国力比から、そうした行動を続けられる「心理」が説明できないでしょう。

 

 

<参考資料>

 

・『NHKニュース』

 

https://www.youtube.com/watch?v=eh7VxYN-al8

 

・『NHK NEWSWEB』

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170922/k10011151751000.html