またしても、またしてもシリーズ記事(『朝鮮統一と日本を考える』)が更新できずに申し訳ございません。


でも今回の記事も(『韓国が天皇を「日王」と呼ぶ理由』)に関するタイムリーな話題ですので、ぜひ掲載しなければと思いました。


『リテラ』記事の内容(http://lite-ra.com/2017/06/post-3254.html )ですが、注目する箇所をピックアップしながら要約して記します。


『ケント・ギルバードの中韓ヘイト本がひどい!「禽獣以下」「病的」など民族差別連発、出版元の講談社の責任は?』(2017.6.18)



事の始まりは、3年前くらいに「ネトウヨ文化人」として復権した、ケント・ギルバード氏(以下K・ギルバード)の著作についての記事です。彼が講談社から出版した、今年2月に講談社から刊行された『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』なる本が今絶好調らしいとのこと。


帯には「21世紀の『菊と刀』…全く新しい「日本人論」です!」などという惹句が踊っているそうですが、当該書籍を購入されたリテラ記者さんによると、そのタイトルにあるのはなぜか『中国人』と『韓国人』の文字。イヤ〜な予感しかしかったそうですが、内容はファクトチェックもリーガルチェックもなおざりに排泄物以下の内容のこと、しかしその「うんこ本」が30万部という売れ行きらしい。


内容はというと、まず前置きで<物事に対する考え方や捉え方が、日本人と中国人、そして韓国人とは、根本から、正反対といっていいほど違います。そして、その違いの根源が「儒教」にあると、私は考えています><最近の外交問題を見ても、「特亜三国」の非常識ぶりは際立っていますが、その源泉は儒教に由来するというのが本書の主張です>


ちなみにこの「特亜三国」とは別名「特定アジア三ヵ国」という、ネットの中でネトウヨが作り出したヘイトスラングで、意味に「中華人民共和国」「朝鮮民主主義人民共和国」「大韓民国」の三国を現すのですが、残念ながら『リテラ』はこの事実を指摘しておりません。



そして本の続きとして<中華思想に基づいて、周辺国の人々を散々バカにしてきた中国人ですが、儒教と共産主義という最悪の組み合わせによって、いまや本当に「禽獣以下」の社会道徳や公共心しか持たないほどに落ちぶれたといっても過言ではないでしょう>

 

↑だいたい。今「中華思想」に取りつかれているのは、天皇という「皇帝」を戴く日本ですし、彼らがガチになって本家本元の中国の「皇室」を「帝室」と貶めたり、江戸時代に国粋的儒学者が日本のことを「天皇制が200万年続いた中国」だのとほざいたり国学者たちの「皇朝」といった、そうした山のような「歴史的事実」を直視してのご発言でしょうか。。。


<道徳心や高い倫理観を失った中国人は、自らの利益のためなら法を犯すことすら厭いません。彼らは息をするように嘘をつきますが、そこに罪悪感は微塵もありません。「騙すほうより騙されるほうが悪い」と考えているからです>


↑どこの国だって犯罪者はいるでしょ(笑)


大体「罪悪感は微塵もない」って、お前は中国人を人間扱いしていない、とんだレイシストですな(呆)

もちろんこんな本をありがたがって読む奴らも、もれなく「レイシスト」です(笑)


<自己中心主義の中国人や韓国人は、自らの非をなかなか認めようとはしません。それどころか、批判を受けると逆上したり、責任を転嫁したりする言動に出ます>

 

↑残念ながら、壮大なブーメランです(爆)


<中国人は、とにかく面子を保つためであれば、うわべを取り繕ってその場をしのぎます。この行動は、一般市民から役人にいたるまで浸透しています>

 

↑いや、国家間の間での名誉や「面子」は大事でしょう。


顔面殴りつけられて、「ありがとうございます」って言う国が世界中どこにある?


君はそんなこともわからないお子ちゃまなのかな(笑)


つかなんで「一般市民まで浸透」してるってわかるの??? エスパーかお前(笑)


<自尊心を保つためには、平気で嘘をつくのが韓国人です>


↑だからなんで「それが」わかるんだ(笑)


それ言うなら日本の「天皇制」についても、ぜひ一言いってやれよ(笑)


「自尊心を保つためには、平気で他国の『権威』をパクって、その歴史的事実をスルーするのが日本人です」よって。


<嫉妬心や執着心は誰にでも多少はあるものです。しかしその病的なレベルについていえば、韓国人が世界一だと思います>


↑前述と同じ。



あのー。。。なんですか? この反論にすらならないような稚拙な罵詈雑言は。

しかしガチでこんな本(笑)を読んでる30万人以上の日本人のみなさん(アンチの意味で購入された人は除く)」


あなたたちの頭、相当やばいですよ。


とことん自国に引きこもって、汚らしいマスターベーションに耽り、どれだけ日本を自分たちの「精液」で汚すつもりでしょう。無論、それは何人であろうと、呉善花や金美麗、そしてK・ギルバード然り、このような、とことん読者をバカにしきった本を出して、金儲けを企もうとする「買弁的右翼」たちの深刻性にせよ、根本的には「この程度」に知識(というのも恥ずかしい)しかないバカ日本人たちがいるから、ことさら問題が増しておるのです。


きっと、この人たちが私のブログなんて読んだら、ショックで寝込むか、怒りで頭の血管が破裂しちゃうのではないでしょうか。



また、『リテラ』さんはこのことについて、中国人や韓国人に対して、民族や国籍でひとくくりにして、「禽獣以下」だの「息をするように嘘をつく」だの「病的」だのというのは、完全に民族差別、ヘイトだろう。と述べられておりますが、「中国人や韓国人」じゃなくて「朝鮮人」もな。と入れておきましょう。


これは先ほどのK・ギルバードが述べた「特亜三国」(中朝韓憎悪)然りです。


ネトウヨは「中国」「韓国」だけではなく、「北朝鮮(DPRK)」にも憎悪を持っていて(リベラルも同様)、そういう意味では「中国」と「朝鮮(南北)」に憎悪に持っているのが正しいのです。



引き続いて、タイトルと書き出しで宣言した「儒教」については、同書をいくら読んでもの儒教思想に対する深い分析などまったく出てこない。たんに上記の中国人、韓国人(←&朝鮮人)ヘイトに対する悪罵をなんの根拠も示さないまま、すべて「儒教の呪いがなせる業」「儒教に呪われた中韓の人間」「儒教の呪いにかかったコウモリ国家」、果ては「儒教の陰謀」などと繰り返しているだけなのだ。


と『リテラ』は述べていますが、これについては拙ブログ記事『‐韓国が天皇を「日王」と呼ぶ理由(中国と日本における文明比較の話)その1- 』『‐韓国が天皇を「日王」と呼ぶ理由(中国と日本における文明比較の話)その2‐ 』『‐面白いブログを見つけました‐ 』でも「儒教主義」、ひいては「中華主義」に対する認識を専門家の伊藤先生と関連書物を利用しながら、提示させていただいておりますが、さらに詳しい内容は、次の記事で、参考文献と共に示していきたいと思います。


<参考資料>


・リテラ記事『ケント・ギルバードの中韓ヘイト本がひどい!「禽獣以下」「病的」など民族差別連発、出版元の講談社の責任は?』(2017.6.18)