石原慎太郎氏 毒吐き“らしく”引退「人から憎まれて死にたい」



衆院選で比例代表の東京ブロックで落選した次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が16日、都内で記者会見し、政界からの引退を正式に表明した。作家として芥川賞を受賞後、35歳で政界入りして40年余り。「晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」と述べた。今後はヨットレースへの出場や、若い芸術家の育成に力を入れるという。



衆院選落選から2日。石原氏は内幸町の日本記者クラブで会見し「キャリアの中で歴史の十字路に何度か自分の身をさらして立つことができたことは、うれしい経験だった。晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」とサバサバとした様子で政治生活を振り返った。


公示前には「老兵は去るのみ」といったん引退を表明したものの、党内の若手に促され前言を撤回。比例東京ブロック最下位の9位で立候補した。同党は獲得議席も19から2と大幅減となった。


心残りについては「憲法が一字も変わらなかった」。次世代の党の敗北には「政党の名前としては問題がある。浸透しにくい名前だった。時間がなかった」と分析した。



日本維新の会をともに立ち上げた、維新の党の橋下徹共同代表について質問すると「彼は天才だ。あんなに演説がうまい人を見たことがない。うまさは若い時の田中角栄だし、迫力はヒトラー」とベタ褒め。「彼は再登場すると思うし、させなきゃいけない」と持ち上げた。


 また、中国メディアから中国は嫌いかと聞かれると「嫌い!あんた方がチベットをなくしたんだ」などと気色ばんだものの、以前のような歯に衣(きぬ)着せぬ石原節をサク裂させることはなかった。



今後は「国内外の若い芸術家を育てる仕事をしたい」と述べるなど、新しい芸術に力を注ぐ方針で、体調面には問題ないとばかりに「元気ならヨットレースに出たい」と意欲を示した。ラストメッセージには「もうすぐ死ぬんでしょうけど、言いたいことを言って、やりたいことをやって、人から憎まれて死にたい」と締めくくり、ようやく“らしさ”を見せた。


≪一筆「光天充」≫日本記者クラブでは、会見した人は色紙に揮毫(きごう)する慣例がある。終了後、控室に戻った石原氏は「光天充(ひかりてんにみつる)」と記した。事務所によると、中国の詩人、白楽天の詩句にあり、昔から記している言葉という。


 ▼政治評論家浅川博忠氏 政界入りした石原さんは、高い人気から首相になる野心を持っていたものの、下積みを知らないままだったので党内に仲間をつくれず、国政では成功できなかった。批判されても、米国や中国に物申す強さはあった。心のよりどころは、都知事として一国一城の主となったこと。首相の夢を託した長男・伸晃氏も総裁選で敗れてしまい、その後は惰性で政治家をやっていたのではないだろうか。 [スポニチ  2014年12月17日 05:30 ]




一体彼ほどメディアが甘やかさせ、「石原節」だのという下品で低劣な差別用語を連発するような男をのうのうとのさばらせ、それが故に声上げれぬ人々が傷つき、社会における「右傾化」に寄与した罪人として、これ以上までに『右』に出るものはいない政治家だったでしょう。


石原慎太郎という日本の「極右」の傍若無人ぶりが、周辺国との摩擦を誘発させ、『尖閣問題』を作り出した張本人であり、自身が一切傷つかないところで滑稽にも自言に酔いしれ、周りもはやし立てるものだからさらにまた調子付き、「第三国人」や「シナ」に代表されるおぞましい差別用語を使うことに、なおまた「タブー破りのカタルシス」に陥るところが、『ネトウヨの元祖』と称されても間違いないでしょう。



なおそんな男を支持をした民衆も罪が深い。


彼の本質を知ってか知らずか、日本人に顕著な『内弁慶ごころ』をくすぐる発言に「中韓に物言う政治家」としてもてはやされた事実も、ここで一つ注意しておくことは、彼が決して「アメリカに物言う政治家」ではかったこと、その隔心的問題として「沖縄」という、かつて天皇裕仁が自身の安全を図るべく米国に献上しその属国になることを誓った日から、半永久的に本土の「捨て石」となり、アメリカ軍による圧政がつづき復帰後もそれは変わらず、12歳の少女が十数人の米兵にレイプされ、それに怒った人たちが10万人以上のデモを再度に渡って行ったが、本土はまた無視し、宗主国アメリカに「思いやり予算」と称した多額の「貢物」を納め、基地という名の土地を明け渡し、今なおそれをさらに拡大させようとしています。



このことを差し置いて、「アメリカに物申す」など成り立たないのです。



私は最後にこの石原という人間にひとつの事実を提示してあげたいと思います。




徹底的に守られ、何一つ自分が傷つかない安全圏でしか「モノを言えない」内弁慶が、韓国の群集の前で、そして中国の首脳陣の前で、お得意の『石原節』を披露したら良いでしょう。


怖いとは言わせません。



常に相手を選び、決して「声をあげられぬ者」、そして「殺してもいい、粗末に扱ってもいい命」に向かって二度とその薄汚い口を開くことは許されません。



そしてやりたいがままに生きてきたこの人生でしょうが、「人から憎まれて死にたい」と言って行先はなんでしょうか。。。






それは『地獄』です。