エフエムからシェーンベルクの弦楽合奏曲「浄夜」が流れています。
若い頃、音楽仲間と集まってはよくこの曲を弾きました。
大好きな一曲。
ネット検索していたら分かりやすい訳がありましたので・・・。
浄夜 (リヒャルト・デーメル/訳:新田 誠吾)
冬枯れの森を歩く二人がいる
月がついてきて、二人は顔を見合わせる
月は、高い樫の木の上にあり
月夜をさえぎる雲一つない
夜空に木々の黒い影が突き出ている
女の声がする
お腹の子は、あなたの子ではないの
あなたにも迷惑をかけようとしている
取り返しのつかない過ちを犯してしてしまった
幸せというものがあるとは思えなかった
それでも生きがいを見つけ、母親の喜びや務めを
味わってみたかった
身の程知らずにも、知らない男に自分の性を抱いてもらった
今思うとぞっとする
私は身ごもり、人生の報いを受けた
そうしてあなたに、あなたに出会った
女の足取りは重い
見上げると、月がついてくる
女の暗いまなざしは、月明かりに呑まれる
男の声がする
できた子どもを
心の重荷にするな
ほら、夜空がこんなに輝いている
何もかも包み込む輝きだ
冷たい海を僕とさまよっているが
君の温もりを僕は感じ
君も僕の温もりを感じている
その気持ちがお腹の子を浄めてくれる
どうか僕の子として産んでほしい
君は僕の心を照らしてくれた
君しか考えられなくなった
男は身重の腰に手を回す
二人の息が空中でキスを交わす
二人は澄みきった月明かりの夜を歩く
このストーリーにいつもインスピレーションを掻き立てられます。