イライラ弱虫沸いている? | 愛と幻想の薬物

愛と幻想の薬物

病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。

咳止めブロン錠の乱用中止から一カ月。

断薬後少しして、突然『どーん!』と『笑うセールスマン』に指さされたみたいに、いきなり激しい再燃現象を巻き起こした『渇望期』。
ようやくそこから解放されつつある。

とは言ってもまだまだまだまだシャブ欲しいですよ(泣)。


水(ミネラルウォーター)のんで、ブプロピオンの服用量、肝臓だか腎臓だかの限界量である450mg(一錠150mg)マックスまで飲み、一人ブツクサと大騒ぎする再燃現象を自分なりにいなしながら日中を過ごしている。

あとはカレンダーを見ながら、いつ金が入るかなどと、ポン中さながらの計算をして妄想を膨らませて、イライラを処理する。

金が入る日を妄想してワクワクしてみる(笑)。



…ネタ詰めたシリンジを腕の静脈に沿えて、血管に対して少し角度を鋭角に突き立て…突撃!

中棒を引くと、シリンジの中に吸い上げられる赤い血潮。
沸くワク沸くワクしながら血を見つめ、それを静脈に押し込む想像を…。


あーイーヤー!


静脈よ!カミングバック!



なんてな(笑)。


腕にぶっとい静脈が戻る日はいつになるのか。


濃ーい、プルプルするネタをどこかで手に入れて、太い静脈にポンピングしながら流し込むのだ。


こんなことを言ったり書いたりしていると、すこし気持ちが落ち着く不思議。
だけど、後でそのときのイメージが頭を巡り、結構残念な気持ちになる。


毎日そんな感じ。



だけど家の玄関で、娘が大切に履いているボロくなったスニーカーを見て…このしばらく、こんなことばかり言って仕事にたいして努力していない自分が余りに残念でへこたれてると。


覚醒剤なんかより娘のスニーカーを買いたい、と深く思った。