ブロン錠の逆襲④ | 愛と幻想の薬物

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病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。


『ブロン錠の逆襲④』


前回までのあらすじ

咳止めブロン錠の多量摂取(168錠)を毎日たぶん四年間続けた僕は、薬局のオヤジにムカついて気まぐれに断薬することにした。
シャブの断薬時とは大きく違うのは、ブロンを断薬してもイラついたりはしない、時間がヒマに感じるだけだ。
しかし覚醒剤十年選手の僕の経験でいうと、断薬時に起こる離脱症状ともいうべき発作のエグさはたかが咳止めのほうが断然苦しいのだ。

覚醒剤は覚醒剤で当たり前に依存症になるという激しいアタリと感動は、咳止めごときでは及ばないのは勿論だが、

『止め続けやすいのは非合法、止めにくいのは合法。だけど依存症なのは同じ。』

これは僕の持論です。


…。


さすがに五日目の夜は安定するかと甘く考えていたことを思い知らされた、昨夜も離脱症状に思いっきりイジメられましたよ(笑)、残酷なほどに痒みは激しかった。

昼間はかなり普通なんですけど、やはり夕方から始まり夜になると激しい。


そろそろ治まらないかな。


…。


関係ないけど、今はホタルの時期を過ぎたかな?


大阪は茨木市の山間や高槻市の成合に行ってみようか…シラフで…嫌だなシラフ。