邪道なお薬の摂取方法② | 愛と幻想の薬物

愛と幻想の薬物

病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。

僕が初めて自分で注射をした場所は左手の甲、皮下注射でした。
当時は炙りのみ、突きに興味はあるけどやり方もわからんし、血管に針なんか刺して血が止まらんかったらヤバイやん‥
て、思っていた…が
その当時の仕入れ先の人から
『シャブの記念にあげるわ(笑)』
そんなよくわからん理由で記念にオレペンを頂戴した。

僕は貧乏性…セコいので、頂いた注射器を捨てずにいた。
使う予定は無かった…試してみたい気持ちは…‥そら、ちょびっとありました(笑)

そんな折り、シャブ記念に注射器をプレゼントしてくれた人が、二泊三日の旅行に出かけた。
旅行から戻った日に2グラム四万円!!で卸してくれる約束をしていたので、ワクワクしながらその日を待っていた…。

ところが、その人が旅行先でパクられ…もとい拘留され、二泊三日の旅行は延長となった。

その話を聞いたとき僕の手元には0.1㌘無いくらいのシャブと、新品のオレペン…。

僅かなシャブを炙りで使っても、満足な効果を期待できない、次の仕入れは無くなった‥と『その時』は思った。
それと同時に、注射器を使う口実が生まれたと気づいてしまった(笑)

少ない量でも注射なら効果は強くなると何かで読んだ。

…でも血管は恐い。どこなら痛くなさそうか?
根性焼きは手の甲にしたなぁ…たいして痛みも無かったなぁ、とアホなことを思い出し火傷の痕に刺してみた。

痛かった(泣)

注入するともっと痛かった(笑)

つづきます。