広々としたカウンター、
そしてゆったりとした空間。
素材、技だけではない、大将の気配りが垣間見れる、
すし匠齋藤。
高い評価を受け続ける理由に納得。
まささんが、動であるとしたら、
こちら齋藤さんは静であろうか。
どちらも、まさしく匠の名に相応しい領域であるが、
醸し出す空気感は全く別もの。
一般人には真似は出来ない、
突き抜けた達人だからこそ表現できるものであろう。
写真は一部抜粋であるが、
ネタの豊富さには、ただただ脱帽。
お任せを一通り食した後の、
お好みであれこれとご案内いただくネタの数、質、
もう一周出来てしまう程であった。
この日の一番の感動は、追加でいただいたボタンエビ。
通常のボタンエビの5倍はあろうかという程の大物。
生で半分、炙って半分。
同じものなのに、食感、甘み、香りがまるで違う。
大物とは思わせない繊細な甘み。
わずかであるが、生にやや軍配。
またいつの日か訪問させていただく機会を待ちたい。