「どーもー!」

ボ「僕たち、こうやって漫才やってるとアレが欲しくなりますよね?」

ツ「え?欲しい物?なになに?」

ボ「いやいや、もうアレですよ。アレ」

ツ「アレって何よ?」

ボ「アレだよ。アレ。」

ツ「え?うーん、笑いとか?」

ボ「それもそうなんだけどね。アレですよー。」

ツ「えー?人気とか?」

ボ「え、あ、え、え、ちょっとちょっと!正解出すの早くない?」

ツ「正解って人気かよ!普通だな!

  すげー勿体つけるから、もっとすごいこと言うと思ったら、

  全然普通だったからびっくりしたわ!

  ハードル上げて、思いっきり蹴り倒したよね。

  なんなら、走り高跳びで棒を頭でいったよね!

  棒を頭でって何の競技だよ!」

ボ「○○さん、長い、長いよ。」

ツ「あぁ、ごめん。」

ボ「でね、人気を出すためには、ろこみって大事だと思うんだよね。」

ツ「ん?ろこみ?何それ?」

ボ「え?知らないの?」

ツ「あ、お前もしかして口コミのことろこみって間違えて言ってるんじゃない?」

ボ「口コミは知ってるのにろこみは知らないんだね。

  ろこみって言うのはね、

  自分がいいと思ったものを口コミで広めることだよ。」

ツ「ん?ん?口コミを?広める?」

ボ「そう。口コミを広めることをろこみって言うんだよ。」

ツ「いや、それってさ、わざわざろこみって言う必要ある?」

ボ「自分がいいと思ったものを口コミで広める。って

  毎回言うの面倒くさいから一言でろこみって言うんだよ。」

ツ「ん?なんかおかしくない?

  そもそも口コミって言葉が

  自分がいいと思ったものを広めるって意味だから

  別に口コミは口コミでよくない?

  わざわざろこみって言う必要なくない?

  それだったら、寿限無寿限無五劫の擦り切れ・・・」

ボ「いや、長い長い。なんで急に寿限無が出てくるの?」

ツ「それはよくわからないけど。」

ボ「ほら、寿限無だってさ、

  寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の・・・」

ツ「お前も長いよ。

  え?何?寿限無の中身を全部言うと長いから

  寿限無って略して言ってるのと同じ感覚なの?」

ボ「そうそう!口コミが長いからろこみって言ってるんだよ」

ツ「たいして変わんねぇな!

  口コミとろこみって全然略せてないよな。」

ボ「たしかに。

  じゃあ今度は、ロコモコをクチコモコって言う話をしようか」

ツ「クチコモコって言いづらいよ。

  なんで言いづらくしてるの。もういいよ。」

ありがとうございました。