白川郷ヒト大学にて | 岐阜の写真屋、江崎のブログ

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 先日、白川郷ヒト大学の「ローカルワーク編集合宿」に講師としてお招きいただき、カメラ教室なんて事をさせて頂きました。

 

 

 と言っても、スマホを使った撮影方法みたいな感じで、簡単な機能紹介と構図などのちょっとしたコツを話した程度なんですけどね。ただ、その過程で出来ること出来ない事を確認のためネットなんかで調べてみると、意外な機能やコツが見つかったりして、やっぱりある程度はネットに情報は転がっているんだと感じるとともに、どうしても一方通行ですから、押し付けや言い切り的な情報でしかなく、鵜呑みにしてしまうには怖い部分もありました。実際、相手が大学生でしたから、知ってることばかりにならないか不安でしたが、意外と反応があって興味を持ってもらえてよかったです。でも、質問を受けるとカメラ機能の延長ではあるのですが、アプリ上の調整機能の質問が出たりして、その辺りはやっぱり使い込んでいるなって感じました。

 今回は、タイトルにもあるように「編集」が中心の合宿になるので、カメラに関しては本当に初歩的なことやコツに留めましたが、物の見方といった取材に通じる感じの話も出来たかなとは思うので、うまく伝わってるといいのですが。

 座学の後に外に出て実際に撮影してもらう時間があったのですが、普段からあまりコミュニケーションを取る事を得意としてなかったり、撮影教室的な事をほとんどしたことがなくて、個々に撮影してるところでアドバイス的な事をって言われてたのに、結局それが出来ないままに撮影した写真を評価するって形になってしまい、そのあたりはちょっと反省点ですね。

 撮影していたフィールドが良かったこととテーマもなく撮影してしまっていたので、どうしてもでき上がる写真は作品になってしまっていた感じがありましたからね。

 

 

 今回その合宿の内容が「求人」を目的にした地元の会社などを取材し記事にするとなっていたことで、実際編集の道に進む事を考えている人だけでなく、こうした観光地ではあるけれど地方の実情や生活などが感じてもらえるのではないかという点も、参加してみて面白く感じたところでもありました。

 割と長めな6日間の合宿の中での頭の方のカメラ教室で、実際の取材日の現場には立ち会えてなかったのですが、最終日に時間があったのでもう一度覗かせてもらいました。

 もうほぼ帰るまでの自由時間といったところだったのですが、コミュニケーションツールの発達した今、割とドライな感じなのかと勝手に思ってましたが、意外に感傷的なっていたりしている姿を見て、場所のことや合宿形態のこともあったのでしょうが、やっぱり現実での繋がりを持つということは大きのだなと感じました。その中でこちらの教室に対する言葉ももらったりして、何らかの糧になる事を願いながら嬉しく思ってます。

 

 少し前にある大学の理事長のインタビュー撮影をした時に、今の学生の状況的な事を少し聞いていて、そのように実際動いている学生と直接会えた事で、その大変さも感じつつ羨ましく思えた部分もありました。自分は専門学校に行って、会社的なところへの就職もなく今に至ってますから、そんなに偉いことは言えませんが、こうして学生の間に実際の色々な職場を体験できる期間を持てるというのはありがたいことですね。自分のように割と早くからある程度の業種を絞っていたとしても、仕事として任されるまでにはそれなりの期間が必要でしたし、もちろんお金なんてもらえなくて当然だと思ってました。それに近いことがやっと今になって、制度的な形ではあるかもしれないですが、そうした時間が持てるというのはやっぱり羨ましいです。

 

 

 何れにしても、そうした中から今回の白川郷での合宿を選んでいる学生は、その時点でその先を見ていると思います。悩んでいる学生もいたようですが、何もしてない学生よりはよっぽど実のある生き方になるはずので、思い切って進んで欲しいですね。

 

 

 おまけですが、今回珍しく?SNSなんかで繋がりが持てましたので、スマホのこと以外でのカメラや撮影について何か質問でもあれば、メッセージで送ってもらえればお答えしますよ。ってこちらで言っても仕方ないですけどね。