記憶
愛を込めて
千葉佐倉
Mark Rothko 展
物事に明確な区切りをつけようとするなんて愚かなことだ
どうやって目を放したらいいのか
みつめてもみつめても
目がはなせない
いつ
見るのをやめたらいいんだろう
焼きつけようとしたところですぐに
褪せてしまうのはわかってる
脆弱なイメージ
脆弱な
目の裏
見た
という記憶はただの記憶だ
と思っていたけど
記憶が私を形作る
記憶が
好意をかたちづくる
愛情を
つまりは時間
記憶 に入り込みたい
記憶が愛情を形作るから
一秒後に記憶となっていくこの瞬間
と
記憶となった一秒前
の瞬間
がほしい
だから今目の前の私だけじゃなく記憶のわたしを愛して。
記憶の中の私だけじゃなく目の前の私を愛して
焦がれた
焦がれた人に
やっと会えたような瞬間
そしてまた焦がれるの
目蓋に焼きついた
淡くわずかな
色彩をたよりに
私はたぶんもう
ロスコしか好きじゃないのだと
思った
千葉佐倉
Mark Rothko 展
物事に明確な区切りをつけようとするなんて愚かなことだ
どうやって目を放したらいいのか
みつめてもみつめても
目がはなせない
いつ
見るのをやめたらいいんだろう
焼きつけようとしたところですぐに
褪せてしまうのはわかってる
脆弱なイメージ
脆弱な
目の裏
見た
という記憶はただの記憶だ
と思っていたけど
記憶が私を形作る
記憶が
好意をかたちづくる
愛情を
つまりは時間
記憶 に入り込みたい
記憶が愛情を形作るから
一秒後に記憶となっていくこの瞬間
と
記憶となった一秒前
の瞬間
がほしい
だから今目の前の私だけじゃなく記憶のわたしを愛して。
記憶の中の私だけじゃなく目の前の私を愛して
焦がれた
焦がれた人に
やっと会えたような瞬間
そしてまた焦がれるの
目蓋に焼きついた
淡くわずかな
色彩をたよりに
私はたぶんもう
ロスコしか好きじゃないのだと
思った