想うということ
私はいつも、いろんな人のことを想って生きてるんだな。
以前友人がそんな風に言っていたことが、とても印象に残っています。
考えてみれば当たり前だけれど、家族や友達など普段近くで接している人たちはもちろん、もう二度と会わないかもしれない無数の人たちのことをも想いながら過ごしているのだということに改めて気付かされた気がして、そのひと言がとても心に響いたのでした。
いつも誰かを想って生きている。
意識する間もない程自動的に頭に思い浮かんできたり、
忘れたくないのに霞んでしまいそうな記憶を強引にプレイバックしたり。
幼稚園の先生。初恋の男の子。
挨拶を交わすだけの、近所のおばさん。
高校の頃大好きだった女の子。
憧れていた、フランス料理屋のお兄さん。
一度会ったきりの、友達の友達。
感じの悪いコンビニの店員。
横断歩道で言葉を交わした、見知らぬ厚化粧の女性。
・・・などなど。
大切な人。会いたい人。どうでもいい人。二度と会いたくない人。
そんな、自分にとって大きかったり、そうでなかったりするたくさんの人たちのことを、強く想ったり、焦がれたり、思い出して赤面したり、いやな気分になったりしながら、毎日を送っている。
彼らとご飯を食べたり、ひょっこり偶然顔を合わせたり、二度と会わなかったりしながら、きっと、私の日常にはそのすべての人たちが息づいている。