DANCER IN THE DARK
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観ました。
凄い映画だった。
陳腐な言い方だけれど、
涙が止まらなくて
映画を観てあんなに泣いたのははじめてだった。
目が見えない、ということの中にある
限りなく豊かな世界。
それでも、次第に目が見えなくなっていくという、おそろしい強さで迫りくる現実への恐怖。
見えるものの中にある、色とりどりの豊かさ。
無慈悲で残酷な、どうしようもなく目のまえに存在する現実と、
それを補ってあまりある、人間の内包する世界の鮮やかさに
心がふるえた。
主人公をとりまく人々がいい。
ビョーク演じる主人公のセルマに想いを寄せる男性、
彼は底抜けにやさしい。
報われないと知りながら、彼女を限りない愛情で包む。
彼がちょっと禿げているところがいい。
禿げている事によって、彼のやさしさはよけいに際立って感じられるのだ。