モーリス・ブランショのオーセンティシティの再発見 | ニクセンライフからのハッピーライフ

ニクセンライフからのハッピーライフ

ふと思ったことを綴ってます❣️
沖縄暮らし4年です️
事故で車は全損で廃車、胸骨と鎖骨を骨折し、当分右手に力をかけられません。
今は、断捨離と終活をしながら、早く自宅のアトリエづくりを終え、徒歩やバスで写生にお出かけするようなライフスタイルを目指してます❤️

作品は作者の手を離れた途端に

作者のものではなくなる。


オーディエンスが生きている文脈の中で

新たな心象風景に溶け込む。


その心象風景は、オーディエンスが

見たいように観ている世界。


そして、

たまたま、多くのオーディエンスに生まれた

心象風景の類似性を強調する職業的批評家

によって、あたかもその作品自体が

オーディエンスの心象風景を創り出す

力があるかのように錯覚する。


その幻想的心象風景は虚構なのに、

市場経済の中に飲み込まれていく。


芸術に答えはない。

あるのはテクニック、流派、技法の

左脳優位な理論的信条だけである。


サイコセラピー同様に、絵画においても、

作者の数だけ流派、技法がある。


人間には、作品の共通性の同定を好む

脳のオーセンティックな幻想を抱く習性

がある。


そこを狙って斬新で刺激的な作品、

人気のある作品を創り出す能力が

高く評価される。