先週、2回、車中泊で北部のスケッチにでかけました。
あまりお天気がよくなかくて曇り空だったので、
戻ってから天気のいい日にまた出直そうと思ったのですが、
しばらくお天気が悪そうなのでどうしようかと思ってます。
そんなせいか、アートフェスの締め切りに間に合いそうもなくて気分が落ち込んで数日家に引きこもり、昼間はほとんど寝てました。
わたしは写真を観て描くのも、自分の頭の中に浮かんだイメージを描くもの嫌なんです。
というか、イメージ描画はアートワークセラピーでずっとやってきたことで、それは絵画ではないからです。
それにしても、
なんでこんなに憂鬱なのかと思いつつ、スマホでいろいろ観ていたらイスラエルとハマスのことや、日本やアメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスの政治や歴史のことをいろいろ調べていたら何故か少し元気になりました。
それは、皆さんには意外かもしれませんが、日本を取りまく国際社会のことを知らずに恐れていたことが、当然の成り行きで今があるんだなぁと気づいたからです。
いろんな矛盾があって、社会の出来事のあれこれに一喜一憂していても始まらないと思いました。
詳しいことはなかなか言いにくいのですが、学校や教科書に書いてあったことは当たり障りのないことばかりで、歴史上の深い真実、裏の事情や密約などの企みがわかってくると目の前の現実のあれこれはほんとに些細なことだと割り切れる気がします。
あと、やりたいことを優先して、社会の仕組みに合わせてあれこれするのは先送りにしてます。
先送りして来たことが溜まってしまって、それができてないことも憂鬱でたまりません。
これは、緊急事態宣言がでて、不要不急なことをしない生活にすっかりなじんでしまって、ぐうたらな生活になっている反動かもしれません。
だけど、自分のことは自分で守る、自分にできないことは諦める。
人に相談したり、頼ったり、親身になって助けてくれる人はいないと開き直れば、少し気が楽になります。
わたしの尊敬する師から学んだ教訓は、
ひとはひとりだから生きていける。
一人では生きていけないという思い込みが自分を苦しめる。
不安な気持ちに焦点を当てない。
猫やいろんな生き物は苦痛を受け入れて生きているパトスの知が大切。
エピジェネティクスという分野では、獲得形質は遺伝し、
苦痛を背負って生きた親の子孫は、よりポジティブで強靭な精神を持って産まれる。
なので、
私は、メンタルヘルス、サイコセラピーの基本はセルフケア、セルフキュアだと思っています。
明日から少しお天気がよくなりそうなので、
北部か離島でスケッチして、油絵を幾つか描こうと思ってます。
2泊くらいはできる荷物はクルマに積んでいるので、アートフェスの締め切りに間に合えば出品するつもりです。
何を描くか、それを巡ってあれこれ悩んでますが、それはそれでとても新鮮な発見があっていいものです。
正直言って、国際社会のあちこちで紛争や抑圧があって、国内の政治も経済も生活もグダグダなのに、呑気に北部や離島で油画を描いてていいのかなぁ、という想いもあります。
それでも、この時代と距離を置くことも大切だと思うので、しばらくあれこれ迷いながら絵を描いたり、映画館、美術館などへいろいろ観に行ったり、あちこちを散策しながら終活の準備に入ろうと思います。