004 | ELECTRONIC PICNIC by bicycle

004

旅する人は、その世界にはいない。あの世界に、まだ君はいるから。君はあの世界で一人一つの役割を持っているから。君はその役割も責任や義務もない世界で、日常の世界でのズル休みを楽しんでいる。ここはそんな君の非日常、現実ではないという保健室。

でもそんなんじゃさ、あの世界からは逃げれないよ。ほんとうの意味ではすぐそこ、現実が、ほらそこに迫ってくる。飲み込まれる。飲み込まれない?いんだ。案外現実もいいんだ。悪くない、そう貴方が思えるなら、いんだ。あの世界でバランスをとって歩んでいけばいいんだ。でも君は今にもそこから落ちそうに見えるよ。たしか君の役割は「虐待されること」だったっけ。でもその役割は、そんな役目はやめてしまえばいいんだ。変えてしまえばいいんだ。自分のチカラで変えるんだ。戻らなくてもういいんだ。あの世界に君はもう帰ることはなく、その世界、君が見つけだした、この世界をさまよえばいい。きっと誰も受け入れてはくれないけど、でも君も、誰も受け入れる必要ない。そのことでもう独りになることはないから。

飛び出すんだ。閉塞感と実感のない世界を捨てるんだ。そして君は、開いた、どこまでも続く世界を日常とし歩み、たった一人で、新たにこの世界を構成する一人として、よそ者として、この世界の異物として、違和感をこの世界に創り、立派にその役割を演じ、調和しそういう意味での共存をし、なんかよくわからないけど、馴染んでみてね☆



(^o^)/もう君の自由だからね