https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf6ddf0155e5502c491af8714b60e76e2ed80b8

 福岡県のみやま市の小学校で26日、給食を食べていた小学1年生の男児(7)が亡くなった事故が起き、ネット上にも衝撃が走った。

 給食を食べていた男児が突然立ち上がって吐きそうなそぶりをし、教師らが背中をたたくなどして対応。ドクターヘリで搬送されるが、死亡が確認された。献立の「みそおでん」に入った、うずらの卵による窒息とみられるという。

 みやま市の教育委員会は同日、会見を開き、「安全安心であるべき学校生活において起きてはならない事故が起きてしまった」と説明。うずらの卵を当面使用せず、他の食材も提供する大きさを検討するとした。

 痛ましい事故にネット上が震撼(しんかん)、さまざまな声が上がった。多かったのは、うずらの卵を使用しないという判断に対しての疑問の声だ。「対策として『使いません』ってやってたら、そのうち食べられるものなくなりそう」「これって学校責められる事じゃないよね?」「よく噛んで食べなさいって教育するべき事案」「何でもかんでも危険要素を排除すれば良いってもんじゃない」など、規制を増やすのではなく、そしゃくの必要性を指導強化すべきではとの声もみられ、議論が広がっている。

 また、こども家庭庁が公式サイトで提示している「教育・保育施設等における事故防止および事故発生時の対応のためのガイドライン~施設・事業者向け~」では、「誤嚥(ごえん)・窒息につながりやすい食べ物の調理について」という欄で、「給食での使用を避ける食材」に「うずらの卵」という記載がある。

 そのため、この記載を挙げながら、「小学1年生だったら、未就学児と大差ない」「責任がないとは言い切れない」と主張する声もみられた。