https://news.yahoo.co.jp/articles/e1276f768803a22def30d65b4616a5f215fa36e6

 トヨタグループのダイハツ工業の不正問題を受け、親会社で、ダイハツからOEM供給も受けているトヨタ自動車は20日、公式サイトで声明をだした。

 ダイハツは同日、第三者委員会の報告書により、安全性を確認する衝突試験の不正が、従来の6車種だけでなく生産終了済みの64車種にのぼると発表。すべての車種の出荷を停止することになるため、ユーザーには動揺が走っている。

 これをうけてトヨタは、公式サイトに公開。「ダイハツ工業による認証申請における追加不正行為の判明ならびにトヨタ販売車両の出荷停止と今後の対応について」と題した文書では、「自動車メーカーとしての根幹を揺るがす事態」だと、重く受け止めていることを示した。

 「2013年以降、小型車を中心にOEM供給車を増やしており、これらの開発がダイハツの負担となっていた可能性がある事、ならびにダイハツにおけるこのような認証業務の状況を把握出来ていなかった事について、深く反省をしております」とも省みた。OEM車とは、他社が開発製造した車種を提供し、それに自社のエンブレムを装着して販売する車のことをさす。