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 熊本県和水町で最大震度6弱を観測した地震から一夜明けた4日朝、県災害対策本部は被害状況を発表した。死者・行方不明者はなく、軽傷が1人。同県益城町の80代女性が地震に驚いて転倒した。

 和水町内でブロック塀や神社の鳥居が一部損壊し、小中学校の窓ガラスが割れるなどしたが、家屋の倒壊は確認されていない。避難所には一時、和水町で28人、同県玉東町で3人、熊本市で1人が自主避難していたが、4日朝までに全員帰宅したという。

 蒲島郁夫・熊本県知事は対策本部の会議で「夜が明けたことで被害の詳細が明らかになってくる。熊本地震の教訓を踏まえ、丁寧な対応を心がけて欲しい」「今後1週間程度は同等の地震が発生する可能性があるので、引き続きしっかりと対応をお願いしたい」と話した。

 熊本地方気象台は4日午前11時から和水町に職員を派遣し、調査するという。

朝日新聞社