関西理学療法学会 会長 鈴木俊明先生が教える
【神経疾患の臨床動作分析】
鈴木 俊明 先生 (関西医療大学大学院保健医療学研究科 教授)
日時:2013年12月8日(日)10:30 ~ 16:30
開催場所:大阪近郊(決まり次第掲載します)
受講料:10,000円(各種割引制度あり)
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今や日本国民の中で、イチローを知らないものはいないだろう。
だからこそ、イチローの伝説は誰もが一度は聞いたことがあるはずだ。
今日はそんなイチローの一説にスポットを当てて日記にしてみたい。
地元の少年野球チームではエースで四番として活躍していたイチロー。
裏では人一倍、いや、三倍努力している姿が、多くの著書に記されている。
その一説に、小学三年生のころからは、学校から帰ると父親と近くの公園で日が沈むまで野球の練習に明け暮れており、町内にあるバッティングセンターでは、普通の球速では満足できなくなったイチロー用に、
特別にマシンを改造したという話まである。
ちなみに私はイチローの伝説を中学三年のときに読んだ【野茂とイチロー夢実現への方程式 三笠書院】で初めて知った。
彼の伝説の根源を知ったとき、やはり【これ】が大切なのだと改めて感じさせられた。
4000本安打を達成したときも、これからを見据えていくために、というインタビューでは
「これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまに上手く行ってという繰り返しだと思うんですよね。
何かを、バッティングとは何か、野球とは何か、ということをほんの少しでも知ることが出来る瞬間というのは、
きっと上手く行かなかった時間とどう自分が対峙するかによるものだと思うので、
なかなか上手く行かないことと向き合うことはしんどいですけど、これからもそれを続けていくことだと思います。」
とコメントしている。
イチローにとって毎日の素振りは欠かすことなく続けるもの。
いや、続けるという言葉は適切ではないかもしれない。
呼吸をするくらい、当たり前なのだ。
【継続】
この二文字を限りなく具現化した人。それがイチローではないか。私はそう考えます。
ここで、視点をセラピストに向けてみましょう。
私達療法士は、日々の仕事の中で評価・治療・再評価を繰り返している。
スペシャリストとして多くの患者様、多種多様な病態を目の当たりにし、一日、一週間、一か月で効果を検証し、
日々目標に向かって進めていることでしょう。
ここで少し立ち止まってほしい。
私達にとってその治療を始めるために必要な一番根底の技術とはいったいなんだろう?
イチローのような大打者にとって、
継続してきた一つ(呼吸をするように当たり前なもの)が【素振り】であるように
私達にとって一番基礎の部分は【動作観察】ではないでしょうか?
仕事柄動きを自然に、的確にとらえることが出来れば、
治療にスムーズに取り掛かることができますね。
動作分析をどれだけ【継続】し、技術を研鑽していければ
もしかするとセラピスト業界のイチローになれるかもしれません。
今回EPochセミナーでは関西医療大学教授の鈴木俊明先生をお招きして
【中枢神経疾患に対する臨床動作分析】をご講義頂きます。
治療家として技術を極めるために必要な動作分析能力の【要点】を
ビデオを見ながらご説明頂きます。
その中で治療をスムーズに進める方法をもご紹介いただきます。