1960年代は、アンゾフなど、長期経営計画主体の戦略論が展開されました。
1970年代になると、GEをはじめとしたコングロマリットの事業多角化が戦略の中心になり、PPMなどのポートフォリオ戦略が主流になります。全米でMBAがもてはやされたのもこの時代です。
1980年代になると外部環境分析主体の競争戦略(ポーター)による業界分析のブームに火がつきます。
1990年代になると、企業の内部要因が重要だとするRBV(Resource Base View)資源ベース企業観が流行ります。
企業内のスキルや能力が重要だとするコアコンピタンス(ハメル&プラハード)、戦略はプロセスを通じて創発的に生み出されるとする経営戦略のプロセス論(ミンツバーグ)などです。
先日、先輩のコンサルタントと話をしました。
その先輩の話では、1980年代から大前研一氏のPPMや競争戦略が大流行し、バブル崩壊とともにそれまでの戦略論が否定されてしまったということです。
そこで、RBVが登場しますが、企業にフィットさせるには、個別に戦略を検討することになります。すなわち、戦略として普遍化しようとすると抽象的で曖昧なものになってしまいます。
普遍化や一般化すること自体がナンセンスだと言う議論もあるかも知れませんが、なんとなくしっくりきません。
誰でも使えるようにするためには、ある程度構造化された戦略論が欲しいところです。
これまでも、競争戦略批判は数多かれど、裏を返せば、競争戦略を超えて支持を得る理論がまだ出現していないとも言えるでしょう。