以前、あるオーナー経営者(ここでは、発行済み株式の過半数の株を所有する経営者)が、高い報酬を取ると従業員に申し訳ないので、自分の報酬を抑えていると言っていました。


はたして、それは、正しい判断でしょうか?




それでは、株主と取締役と従業員の役割と見返りについて考えてみましょう。



株主は、資本金を出して、取締役に経営を委任します。
少なくとも年に1回株主総会で、経営状況を確認し、意見を述べます。
見返りとして、会社の残余財産や配当を受け取る権利があります。



取締役は、ステークホルダーとの調整を行います。
株主に対して、資本の充実または配当を行います。
従業員に対するプロモーションや給与の支払います。
顧客が期待する商品やサービスの提供します。
債権者に対する債務の履行します。
見返りとして報酬を受け取ります。



従業員は、経営者の指揮命令のもと労働時間を提供します。
見返り報酬を受け取ります。




こうしてみると、経営者は、多くのステークホルダーに対して責任があることが分かります。
なぜ高給なのか、理解できる筈です。



さて、オーナー経営者の場合、株主の牽制機能が弱まるため、会社に対する責任が希薄になりがちです。

オーナー経営者は、いくつかの方法があります。


少なくとも、目標の設定、年次計画書の作成、規律などつくり、定期的にそのチェックが必要です。


また、外部の応援が得られるオーナー経営者は、第三者に出資してもらう、監査役による監査、社外取締役の招聘などの方法があります。