【まったり放談】国際Aマッチ 日本代表 1-1 ベネズエラ代表 (地上波) | E.P & E.F.L

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 日本代表選手にとって、特に海外組にとっては、戦うモチベーションが非常に難しい試合だったんじじゃないでしょうかね。

 欧州はすでにシーズンインしている国もあれば、プレミアのように今週末から開幕のところもあり、新シーズンで自分のチームでの立ち位置について非常にナーバスになるところに、この代表戦。

 9月のW杯最終予選第4戦のイラク戦を控えた中でのテストマッチでした。


 ちなみに、私自身は、このテストマッチを忘れていて、嫁さんがテレビをザッピングしていた際に、『おっ、サッカーやってるんだ?』っていうので知って、見だした程度。

 ほんとに、TVでまったりと試合見ました。


 で、このAマッチ・ベネズエラ戦は、
 ①このイラク戦に出場停止が決まっている CB、今野・栗原の代役選び
 ②おもに欧州でプレーしている攻撃陣の連携の再確認

 これらに重きを置いたテストだったように思います。


 で、早速ですが、
 「①CB、今野・栗原の代役選び」。

 吉田麻也はもともとのレギュラーであり1枠は確定。
 もう一人との組み合わせで、前半は、伊野波、後半は水本をテストしましたね。


 伊野波は、前から積極的に奪いにいく姿勢は評価できるものの、リスクマネージメントとして、前からいくところと、リトリートして遅らせるところなどの判断がまだいまいちだったように思います。
 正直、まったり見ていたのでエラそうなことは言えませんが、CBとしてのリスクマネージメントを考えると、やや判断の悪い部分が目だったのかなと。
 あと、フィードの部分。
 ボールを持ったところで、危なっかしい部分もあって・・・。
 ただ、この代表チームには、アジア杯でも帯同しているし、やろうとしていることは共有できていると思うので、判断の部分が吉田との関係で明確になれば、もっとよくなるでしょうね。


 後半の、水本。
 もう、完全にまったりモードがピークに達していたので、良く見れていません。
 ただ、押し込まれる場面で、吉田麻也ほどの存在感は無かったし、強さを見せられたかといえば。。。???


 この「①CB、今野・栗原の代役選び」 はどっちもどっちといったところでしょうか。
 甲乙つけがたい特筆した結果は出なかったといった印象を受けました。

 また、ザックの中では、槙野はCBとして考えてないんでしょうかね?!
 槙野は途中出場したものの、右SBとしてプレイしましたしね。
 槙野をCBとしてテストしてみるのもいいのかな?とは個人的に思った次第です。


 次に、
 「②おもに欧州でプレーしている攻撃陣の連携の再確認」ですが、

 香川真司。
 マンUのツアーであったり、日本への帰国だったり、移動疲れなんかがあるんでしょうか、キレはあまり感じられず、運動量も少なめでした。
 セーブしてプレーしていたのか、それとも身体が動かずに、終始重かったのか?

 明らかに、調子はベストではなかったけれども、ザックは90分使いました。
 日本代表として、悪いなりにも試合の中で連携面をしっかり確認して欲しかったんだろうし、または、マンUでのレギュラー争いと同様に、日本代表の攻撃を引っ張ってもらわないといけない選手としての自覚を諭したのかもしれませんね。
 ある意味で、ザックのプライドも垣間見えた気がしました。
 正直、香川真司の中では、マンUの開幕に向けたことで頭がいっぱいのような気もしました。開幕スタメンは厳しそうですので、いかにチャンスを与えられた時に結果を出せるかでしょうね。

 本田。
 前半から、運動量があって、彼のフィジカルの強さやテクニックは十分でしたね。
 既にシーズンインしていることからも、前日の日本合流にも関わらず、体調面の良さを感じました。


 岡崎。
 常に、成長を感じる選手。
 相変わらず、少しずつプレーがうまくなっているし、今や岡崎の強引な突破も日本の武器になっている。泥臭いプレーもできて、フィジカルも強くて、球扱いもレベルが上がってきている。代表には欠かせない戦力になった。


 前田。
 悪くなかった印象。らしさも出ていたように思う。
 連携も悪くなかった。


 あと、興味深かったのは、本田の1トップ起用。
 憲剛がトップ下で、香川真司が左。
 相変わらず、真司が左なんだと思ったけれども、真司は左には貼りつかず、中に中に入っていっていたので、まあ、そのあたりは真司自体も割り切りがあると思いますね。

 ザックはあくまで、本田はトップ下の選手だとコメントしていた為に、オプションだと思いますが、その起用に、奮起してほしいのは、ハーフナーかなと。
 なぜ、自分ではないのか?
 そんな起用からも、ハーフナーはオランダが結果を残してほしいものです。

 ちなみに、今回も宮市は招集されていましたが、投入はありませんでしたね。

 宮市をテストするよりも、香川真司に長くプレーさせたかったり、藤本淳吾を使いたかったということなんでしょう。

 宮市はW杯最終予選で使われることはあるのだろうか???
 使われるなら、どんな場面??? なんて、ちょっと思ってしまいました。


 ベネズエラは決して南米でも弱いチームではないので、テストマッチであることを考えれば、ドローという結果は悪くないと思います。

 テストマッチは、さまざまなテストをして、チーム力を上げていく場だと思うので、スリリングな展開はいらないと思いますし、何も新しいことにトライせずに大勝して、問題を先送りにする必要もないと思うので、特段、結果にだけこだわる必要もないと思います。

 ホームなんで勝ちたかったでしょうが、こんなもんでしょう。