ナビ杯:第7節 C大阪 1-2 FC東京 (生観戦) | E.P & E.F.L

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 申し訳ありません。
 W杯も始まり、かなりめんどくさいので、ささっと書いてしまいます。

 前回と同様にインタビュー形式で。



Q.前半の印象はどうでしたか?

A.FC東京は、奪ったら速い攻めでサイドから縦への突破を仕掛けてきては、セットプレーをゲットしてあわやという展開を作っていました。
 セレッソは、家長を起点に形を作るも、最後の精度、コンビネーションが合わずにチャンスがなかなか作れない。 乾がボールを受けて前へ前へボールを運ぼうとしてましたが、激しいチャージに対して、決定的な仕事ができていませんでした。

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 しかし、その中で、後半44分 小松がプレスからボールを奪い、そのままシュート。これが見事サイドネットに突き刺さって1-0で前半を終えました。
 内容は、ほぼ互角の前半だったと思います。



Q.後半、結局ロスタイムに逆転を許した訳ですが、何が原因だったんでしょうか?

A.1失点目は、GKキムのキャッチミスから押し込まれた失点。その局面だけを見れば防げた勿体無い点でした。それまで、キムが好守を見せていただけに悔やまれる決定的なミスで簡単に同点にしてしまいました。
 問題は、1-1になってからの展開でしたね。 FC東京は決勝トーナメント進出がかかってましたので、勝ちにきました。交代枠も攻撃的な選手をずらり並べて、バランスを崩してでも攻めてきました。セレッソは、後半の中盤を越えたあたりからフィジカルが落ちだし、守備も身体からいくのではなく、足を投げ出してなんとか対応するというのがやっとの状態でした。
 私の中ではドロー仕方なし、でも勝って欲しい との感覚を持っていましたが、負けることは全く想定していませんでした。
 セレッソの交代は後半36分に羽田→藤本、小松→播戸 とシステムを変えるものではなく、単純にサイドバランス、フィジカル注入といったところだったと思います。この交代が戦っている選手からは「勝て」なのか「ドローでいい」なのか分からないものでした。

 で、結局前は得点を獲りにいくし、守備は何とか耐えているし、完全に前後分断で間延びしてしまい、最後はロスタイムに梶山にやられました。

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 原因はチームとしての意思統一の問題です。どうすべきかチーム内で統一しないと毎回同じことが起こりますよ。
 どうやって試合を締めるのかはっきりしないまま試合を進めた結果だと思います。
 前節もロスタイムで失点しています。 何も、改善されていかないのが腹立たしくて仕方ありません。



Q.丸橋はどうでしたか?

A.攻撃は良かったと思いますね。守備に関しては、開始当初、対面する石川直に気をとられすぎて非常に中途半端なポジショニングになっていましたが、周りがうまくフォローしていました。

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 リーグ戦でもオプションとして出場機会は与えられると思いますね。フィジカルも良いものを持っていますし。いいと思います。



Q.ナビスコ杯 0勝1分5敗 で終わった訳ですが、過大や香川の抜けた穴など、メドがつきましたか?

A.ナビ杯は、すべて1点差ゲームなんですよね。(H:新潟●0ー1、A:京都●1-2、A:名古屋△1-1、H:仙台●0-1、A:大宮●1-2、H:東京●1ー2)
 で勝点1 得点:4 失点9 得失点-5 最下位です。

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 過大は、まず、今の戦い方では点が獲れておらず、守備も最後の最後でやられている。 後半に追加点・逆転されることが多かったのは、バランスを崩さずに守りたい守備陣と、点を獲りたくて前掛かりになる攻撃陣とで乖離が生まれて、コンパクトなラインを維持できてなかったことにあります。これは、チームとの意思統一で解決できる問題です。クルピが具体的な指示を出さないのであれば、選手の中で茂庭なり大海がリーダーシップを発揮して意思統一を図るべきでした。攻撃陣は若い選手ばかりですから。
 サッカーは相手からボールを奪ってからが攻撃ですからね。守備から積み上げて、どのラインからプレスをかけるのか?など終盤は特に固めないと、またやられるでしょうね。

 競合いで勝てないのは、底力の差もありますが、試合運びの拙さもあります。
 本来ならクルピが指示して導いていくべきですが、それをしない監督で、選手の自主性を重んじているのであれば、選手が声をかけあってチームを一つにして欲しいですね。

 香川の抜けた穴に関しては、埋まりきれてません。清武の早期離脱で清武抜きで香川の穴を埋める事はできませんでした。アドリアーノ、マルチネス、清武が入ってシステムもどうなるのか?答えが出ないまま、中断明けを迎えそうですね。不安の残るところです。
 特に、香川が抜けてからは、ボールを縦に運んでいくような選手がおらず、またビルドアップも横ばかりで縦へのボールがなかなか入っていきません。
 これはチームとして解決していくべき課題だと思います。今までは香川がカバーしていただけに。。。



Q.ナビスコ杯 タイトルも狙っていたと思うのですが?

A.組最下位で終わりました。クルピさん、そんなに、甘くないということですよ。

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