奥旨塾では子供に教えて良いのか?と云う様な技と筋トレと精神力でした。【中井道仁】先生自体が若くも有り、私、子供の弟子に教えるのが初めてだったからだと思い推測できます。
演舞は一個のみ教えて頂きましたが、先生自体が実践派でしたからKOするのが子供同士でのスパーリング(組手)が中心でした。
その頃、先生はサイと云う武器など持ち稽古しておられました。
KOとは実際にKOした経験が無いと難しいモノです。KOする技は大半が単純にシンプルな技を人体の急所へ決めるのが大半です。
稽古は毎回、スパーリングします。例えば、基礎中の基礎の拳の技、蹴り技などがKO出来る技に、あてはまります。例えば…
空手などでも習う正面蹴りで身体の、ど真ん中に水月と云う急所へシンプルに蹴りを入れたら思った以上に力は必要は有りません。入れば決まればKOが出来ます。
これが又、なかなか入りません。使う側も足の指が折れる可能性が存在してます。また、基礎の護身で腕や足で守ります。シンプルでストレートな技ほど入りにくく、リスクが高いと言えます。
何度もKOを子供の頃から体験したので、分かります。入れば、ああ、この程度で相手側をKO出来るんだと最初は思うかも知れません。私の場合は、その様に感じました。
稽古中に失神など、する事も当たり前の稽古内容でしたが、たいそうにと思われがちですが…これが現実だからこそ優勝と準優勝が大半で、一度、太道-奥旨塾のルールで、スタミナ負けした一度のみで、喧嘩では約10人で、私が一人の時に袋叩きになり負けた経験が存在しました。
後、一回、子供の頃に一緒に学んでいた友達と2人と相手は4人位の時に負けた事が有りました。私達は幼き時から【奥旨塾-中井道仁】先生に大切な事を教わりました。それは拳法だけで無く本などに書かれた知識と体験談、そして国民としてなどの先生の意見などです。
子供時代には分からなかった政治的意見などなど一人の大人の意見などを教わりました。
又、人間として、いずれ考える時が来るとして洗脳で無く、一人の意見として考えている事を幼き時で、当初は理解できないと理解した意見など武術家、武道家の表の一般的社会人においての考え方などです。
結局は先人の方々、長老の方々からも、お教え頂いた、外見で無く眼に見えない大切な所などでした。