鎮座地:新潟県三条市上保内

御祭神:大比古命、誉田別尊、

     天照皇大神、大山祇命、建御名方命、菅原道真

式内社:小布勢神社 蒲原郡十三座のうちの一座

旧社格:村社

参拝日:2015年11月13日、2019年7月15日

 

 創建年月不詳。当地の産土神。旧社地は現在地より東南約1.5km山に入ったところであり、天正2年(1574年)、御神託により現在地に遷座したと伝わる。御祭神の誉田別尊は、平安後期、源義家が奥州征伐の際に参拝し、八幡神の分霊を勧請しとされ江戸時代は八幡宮と称していた。また、御神体が榎を彫刻したものであるため、当地域では榎は小枝でさえも焚き火に使用することが禁じられ、犯したものは怪異ありと伝わる。
 明治5年(1872年)、村社に列し、明治42年、神明宮(天照皇大神)、十二神社(大山祇命)、諏訪神社(建御名方命)、菅原神社(菅原道真)を合併した。参道右側には、境内社琴平神社(大物主命)が鎮座する。
 拝殿は天保6年(1835年)、本殿は明治4年(1871年)にそれぞれ再建されたもの。新潟県指定無形民俗文化財「三条神楽(市内6社に伝わる神楽の総称)」を伝える神社のうちの一つで、毎年4月15日と9月15日の例祭日に奉納される。

 

鳥居・社号標

 

拝殿

 

向拝の細やかな彫刻

 

拝殿・本殿

 

参道左手に神楽殿

 

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