鎮座地:新潟県阿賀野市勝屋(旧笹神村)

御祭神:譽田別命、大日孁貴命、木栗姫命

参拝日:2020年9月30日

 

 創建年月不詳、当地の産土神である。由緒について口碑によると、壬申の乱(672年)で叔父である大海人皇子(天武天皇)に敗れた大友皇子(弘文天皇)の第一皇子である葛野王は、この地に潜居し勝屋麿と称した。葛野王の薨去の後、この地の人が王の神霊を奉斎し産土神としたが、表向きは八幡宮と称しため、後世この説が伝わらず社名により譽田別尊が御祭神となったという説がる。また一説に、王が数年の潜居の後、帰洛したこととから、この地の人が葛野王を追慕し、遺品を埋めて産土神として奉斎したとも伝える。或いは社殿の前に欅の老樹、古墳の形状があり、王の御廟墓とも伝える。
 旧社殿は正徳6年(1715年)5月建立との棟札があり、現社殿は明治25年の改築である。昭和12年(1937年)、神明社(大日孁貴命)、白山社(木栗姫命)を合併した。

 

拝殿

 

御朱印