鎮座地:新潟県上越市清里区青柳(旧清里村)

御祭神:

式内社:水嶋磯部神社 頸城郡十三座のうちの一座(論社)

参拝日:令和2年8月28日

 

 龍神伝説が残る古い溜池である坊ヶ池の縁に石祠があり、水嶋磯部神社と刻まれた石が納められている。由緒など不詳であるが、明治16年の神社明細帳に記載の弁才天社(市杵島姫命)と青柳社(御祭神不詳であるが、諏訪社が合祀されているとも)を合祀したとも言われる。
 参道入口の案内板「弁財天沿革:坊ヶ池土地改良区」にには以下の通り記されている。
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 古代より坊ヶ池は水争いが絶えない池であり、それを鎮めるために「弁財天」を池の西南隅にある「弁天島」に祀り守ってきた。明治27年(年)溜池改修工事にあたり、満水時に弁天島が水没することが分かり、現在地に移すことになった。
 坊ヶ池誌によると、神殿正面に「水嶋磯部神社」の御霊代を、その左側に「弁財天神社」御祭神の御霊代、その右側に「諏訪神社」の御祭神の御霊代を安置し奉った。そしてこの社を青柳神社と名付け、青柳他水下十一ヶ村で「神社維持規約」を制定し、その氏子がそれぞれ出資して、神社維持原資とし、現在に至る。
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石祠