鎮座地:新潟県加茂市下条
御祭神:天照大神、宇迦之御魂神、雷神
参拝日:2017年4月23日、2018年1月3日、2019年9月28日、2020年1月11日
2020年10月10日、2020年10月17日他
加茂市下条の神明山に鎮座。丘の上まで朱の鳥居と石段が続き、石段を上りきると見晴らしが良い。拝殿の額には「雷神社・神明社・稲荷社」と併記されている。今日、稲荷神社と称しており社号標や、連続する朱の鳥居はいかにも稲荷神社であるが、新潟県神社庁のHPや神社明細帳には神明社として記載されている。神社明細帳によれば、もとは大日如来を安置する下條西組の鎮守であったが明治3年(1870年)に神明大神を勧請した。
神社明細帳記載の御祭神は、天照皇大神、合殿で倉稲魂命とあり、拝殿額にある雷神社についての記載はない。境内には神楽殿があり、神楽が奉納される。社殿に向かう石段の登り口右手に小さな社殿があり、覆屋には拝殿と同じく「雷神社・神明社・稲荷社」の額がかかっていて、石段上の本社に対する里宮的な社かと思ったが、、更に3つの額があり、一つは「淡島社」とある。神社明細帳には境内社として、稲荷社(倉稲魂命)、淡嶋社(少彦名命)とあり、この境内社だろうか。
大日如来を祭った鎮守の創建年月は不詳であるが、古書によれば上杉謙信の祈願所である長福寺の本尊で泰澄大師作の大日如来を上杉景勝会津移封に伴い長福寺も同道する際、信徒の請求により本尊を遺し当地に安置し下條西組の鎮守としたという。
令和となり、何度か参拝していましたが、改めて御朱印を戴きました。
参道(連なる鳥居)
参道(石段)
拝殿
額
拝殿・本殿
本殿
本殿の瑞垣には細かな彫刻が施されている
神楽殿
石段下の社殿
願掛狛犬(湊稲荷神社のように回るようにも見える)
【更新履歴】
2018年2月10日 初稿
2020年11月21日 記事差替、御朱印、画像追加