鎮座地:新潟県加茂市八幡
御祭神:瀬織津姫命、言代主命、氣長足姫尊、譽田別尊、玉依姫命
式内社:長瀨神社 蒲原郡十三のうちの一座(論社)
旧社格:郷社
加茂市を流れる加茂川右岸に鎮座し、この川瀬によって社号がつけられたという。創建年月不詳であるが、欽明天皇の御宇(540~571年)勅命により創祀とも伝わる。上条、狭口両村の産土神として古くから崇敬された。
長治2年(1105年)、源頼義の次男、加茂次郎源美濃守義綱が石清水八幡宮を勧請し、瀬織津姫命、言代主命を祀る長瀬神社に氣長足姫尊、譽田別尊、玉依姫命を合祀し、近年まで八幡宮と称された。
元和(1615~1623年)、寛永(1624~1643年)の頃には、青海庄八ヶ条(北は田上町湯川から南は三条市の塚之目に及ぶ41村)の一の宮と称され、庄内の神社を統轄したといわれる。現在の神社の規模、境内社の数からも往時の壮大さがうかがわれる。
歴代領主からも崇敬庇護され社殿の造営や、社領の寄進、神宝の奉納などがあった。延暦5年(786年)、長治元年(1104年)、延宝7年(1679年)、寛政7年(1795年)、弘化4年(1847年)にそれぞれ再建されたという。現在の本殿は弘化4年(1847年)に越中の名工松井角平によって4年の歳月をかけて建造されたもの。また、拝殿は寛政年間(1789~1801年)に造営されたものと現地の案内板にあるが、1998年に火災で焼失し(本殿のみ残る)その後再建されたと記されたHPがある。実際の拝殿は、比較的新しいので近年に再建されたものと思われる。
明治5年(1872年)村社に列し、昭和16年(1941年)郷社に昇格した。
西側参道入口
鳥居額
西側参道社号標
拝殿
南側参道入口
南側参道社号標
御朱印
境内社 伊勢皇大神宮
境内社 諏訪神社
境内社 稲荷社
境内社 住吉神社
境内社 住吉神社本殿
境内社
境内社
【更新履歴】
2017年10月26日 初稿
2019年7月27日 画像追加
2021年6月17日 記事差替、画像、御朱印追加